ゼロイン 8
- 作者: いのうえ空
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/08/09
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
何だかんだで10ヶ月空いてようやくの8巻です。
そして今回も1話完結のショート構成。
さて、そんなわけで今回も短編中心。
数ページで終わるside pieceも含めると計8本。
これを除いた最後の2話だけが長編であり、その導入部分といった塩梅。
9巻以降この話が本格化するものと思われますが、今回はさほど引きの強い意地悪な切り方にはなっていないので一安心。
以下、7巻と同様に短編の概要をさくっと。
- みくる母
母親もその道に精通していることは周知の通りでしたが、実際にどれだけの事が出来る人なのかは未知数でした。
このエピソードではその側面が描かれます。
色々ブっ飛んでますね…。
- るしふぁー&みかえる
プレーリードッグは犬ではありません(笑)。
side pieceにつき4頁だけ。
- 元天才プログラマー
ちょっとセンチなエピソード。
- 彼らはエキスパート
そう呼ばれる民警の仕事振りを描いた話。
ちなみに時は年末大晦日。
年末の警察は死ぬほど忙しい…。それは民警でも同じようです。
って、ちょ、ロシアン(笑)。
- ロス(笑)
花さんをネタにした4コマが三本。わずか2頁。
- みくると友達
発案者である薗部や真澄ら友人と休みの学校に忍び込んで思い出作りをするみくるの話。
これまたセンチなお話。
sideではないが話は短め。
- 白石家
食卓風景などで一部が絵になることはあっても全身、ましてや顔が出ることはなかった白石父が遂に登場。
そして思わず「え、居たっけ?」と思ってしまったコウと渉菜の兄も登場。
但し兄はチラっと出るだけ。
メインは親父さんであり、彼の人物像を見ることができます。
結構なお偉いさんなのかと思ってたのですが、勤続30年で未だ警部補(対照的に兄は上層の人)。
意外な事に典型的な現場筋の人でした。
外見もイメージと相当違って意外でしたが(笑)。
- 夜のだんちょー
「ねぇ、今夜あたりどう」
ふ、藤田隊長!ハァハァ
sideなのでこれも4頁です。
短編は以上。
残りが上述の通り長編の導入部。
デパートジャックの制圧に出動したライトナイツBのパーティ。
しかし犯人グループは政治犯でもなく、金銭を要求するでもなく目的・動機・意図など諸々が不明。
その上以前も何故か流出していた事のあった民警独自技術であるはずの防弾スーツを彼らも着用しており、外にはこの戦闘をモニター(監視)する者までもが…。
といった感じで今度の話は何やらきな臭い雰囲気がプンプンと。
そして犯人側にも顔キャラが2名登場。
一人はみくるをタイマンで伸すほどの実力者であり、みくるはまたも全力と不殺の境界で壁にブチ当たりそうな展開。
更に再登場を期待する声の大きかったカエル姉妹も再登場する様子。
と、期待感たっぷりの序章です。