私立彩陵高校超能力部 7

私立彩陵高校超能力部 7 (7) (IDコミックス REXコミックス)

私立彩陵高校超能力部 7 (7) (IDコミックス REXコミックス)

延期に次ぐ延期の末にようやくの発売となった最終巻。
感動のフィナーレや大団円といったことはないけれど、穏やかながらもまとまりの良い最終回となっている。


というわけで、通算4回くらい延期されて4ヶ月遅れとなった最終巻です。
話の方は個人にスポットを当てたショートエピソードを主要キャラ全員分一巡りして、最後に超能力部全体としての話をやって完結。
丁度進級するところを区切りとして終わっています。
これといって特筆すべきこともない無難な終わり方です。
ショートエピソードに関しては、ミコトの話が意外性もあって面白いんじゃないかなぁ、と。


ちなみにあとがきには再三再四発売が延期されたことへの言及は皆無でした。
あとがきそのものが12月付けになっているので、2回目以降の延期は作者の責任ではないのかも知れないですね。
今回の延期劇が全部作者のせいとなると今後の作家生命も危惧されるところでしたが、そうではないのなら一安心。
ただまあ、それならそれで他に何があればこんなに延期が重ねられるのか不可解ではありますが・・・。


まあ、それはそれとして一時は5巻で終わるはずだったものがこうして版元を変え、結果として作者も満足する最後を迎えられたので良かったすね。
フミvsキリの恋の行方が読者の想像に委ねられたのもある意味では最良の形かも。