CLANNAD〜AFTER STORY〜 第22回「小さな手のひら」


更新は10話ぶりくらいかも知れないクラナドアフター事実上の最終回。
原作をやっていないので多少理解の及ばない点もあるが、アニメはBAD(鬱)エンドと聞いていただけに一安心の最後だった。
というわけで22話。
最後なのでこの回がどうこうというより総括的な話を。


といいつつ最初にひとつだけ22話の話。
汐が菜の花畑を駆けるシーンに驚嘆した。

まさに魅せるアニメーション。
殊更特別なシーンでもなく、バトル系のアニメのアクションシーンというわけでもないわけで、何もそこまであの場面に力を入れる必然性はないと思う。
にも関わらず無駄な努力を惜しまないから尚のことすごい。
本当に良いものを作ろうとしてやりたいことをやっているんだろうなぁ。
素晴らしいです。


さて、元々あまり好きな人柄(タイプ)ではなかった岡崎さん。
一時は嫌いにすらなりましたが(主に汐に対する態度)、最終的にはおっさん(秋生)も昔はこんなだったんだろうなぁと思わせる親バカっぷりに変貌したり色々あったおかげで嫌いなまま終わらずに済んだ。
主役の嫌いなアニメは見てて面白くないからこれは結構大事なこと。


アニメに限らずこの手の創作物は、一般的に高校生活などのいっとき(大体数ヶ月とか1年)を切り取って描くのが常。
それに対してクラナドは高校時代に留まらず、そこから卒業→社会人→結婚→出産までというロングスパンを描いた珍しい作品。
そういった意味でなかなか有意義なものを見たという思いが強く、面白かった。


本当ならここで原作にも興味を示してやってみるのが一番なんだろうけれど・・・。
Fateでも同じような事になって未だにやってない手前、クラナドをやるとしたらまずFateをやってからだろうなぁ。
というわけで原作は多分やらない。
やらないけれど、初めて見たこのジャンル(恋愛ADVを原作としている)のアニメとしての印象は良かったので見ず嫌いを改めてくれたことに感謝。
なので、系列作品であり評価の高い「AIR」を近いうちに見てみようかな、と思ったり。