鬼燈の島〜ホオズキノシマ〜 3

逃げる子供達、追う大人達。
何かは判らずとも、何かひとつ決定的な誤解を抱えたまま続く逃走と追走。
そしてまた新たな犠牲者が・・・。



本格スリラー第3巻です。
この巻でいよいよ島の裏側に到達。
しかし依然として根本的な部分は見えないまま。
身を削りあって逃げつ追いつする事が果たして本当に正しいのか、非常に気になるところ。


今回も図解が多く、位置関係や構造などが非常に判り易く親切な作り。
巻末では舞台のモデルとなった実在する島についてのあとがきも。


尚、この巻で白い服の少女の幽霊について解明された事があります。
が、それと同時にまた別の謎が生まれてしまいもするわけで、差し引きゼロ。
なかなか単純に謎が減ることはないですね。
最後の展開的にも4巻が待ち遠しいものになっています。