未来日記 8

未来日記 (8) (角川コミックス・エース 129-13)

未来日記 (8) (角川コミックス・エース 129-13)

ついに最後の日記所有者、11th登場。
そして母を亡くし、父に裏切られた傷心の雪輝はある決意を固める。

終盤に向けて大転換点を迎えた観のある第8巻。


さて、前回実の父親による母親殺害という衝撃のラストとなった本作。
今回はその件に加え、ある出来事が更に雪輝を追い詰め、ついに雪輝が吹っ切れます。
これまでは襲い掛かってくる火の粉・・・所有者を追い払うのが常と受身の彼でしたが、いよいよ反転攻勢。
今回から積極的に攻めに転じています。
本質はそうすぐに変わるものではないので中身は一緒なんですが、言動も人が変わったかのような雰囲気。
由乃との結束もより強固に、残る所有者の排除、ひいては神となる道を目指します。


が、そこに水を差す秋瀬。
あらかた明らかになったと思われた由乃には残された大きな秘密、それが明かされたところで次巻へ。
大分大詰めとなってきた感じもしますが、所有者はそれでもまだ5人と半数近くが残っている現状。
由乃の件と併せてもまだまだこれからという気もします。


尚、11thの日記はどういう能力なのは依然不明なものの、使い方の巧さどうこうという問題ではなく、純粋な性能で雪輝の日記すら凌ぐ高性能な未来日記の模様。
この点も注目点のひとつですね。