咲-Saki- 第11局「悪戯」


次鋒を終えた時点で最下位の清澄。
優希とまこに巻き返しを託され中堅戦に望む久。
彼女が得意とするのは悪手とされる手を自ら選んでいくセオリー無視の手法。
これを相手に、ここまでダントツのリードを築いてきた風越の文堂がつかまる・・・。

ああ、文堂さん・・・それを切っちゃらめぇぇぇ(´;ω;`)byキャプテン


というわけで第11話。
最近はすっかり日曜深夜が待ち遠しくなってる自分が居ます。
しかも日曜は1時過ぎまで仕事をし、帰って来た頃に丁度放送が始まるので1週間で唯一のライブ視聴。
3月の頃に言っていたこととやってる事が真逆。


さて、部長無双の今回。
本当に先週予想していた通りの展開になっていたわけですが、これはひどい(ノ∀`)
文さんカワイソス。
そして部長が悪役すぎる(笑)。
ちなみにあの牌をトスしてズダーン!のツモは良い子じゃなくても真似してはいけません(><)
どうしてもやるなら牌は自分で用意して、洒落の通じる気心知れた面子と打つ時だけにしておかないといけないっすね。
(フェアプレーを重んじる高校野球だと危険球で退場になったりする程度のもの。これも麻雀とはいえ高校生の大会なんですが、その辺はあまりうるさくないみたい。)


ところで、部長の活躍によって龍門淵はまさかの一人沈み。
が、ここからボクっ娘一が善戦。
回想シーンでは透華との出会いも描かれ、手枷と鎖の意味も明らかに。
但し外見に反して妙な能力を持ってたりはせず(牌のすり替えなどイカサマができるようですが、封印)、打ち筋も常識的なタイプの模様。
っておいぃぃぃ!?これはどういうことなの・・・。
回想の話自体はちょっと良い話のはずなのに格好の危なさが気になって落ち着かない(笑)。


ともあれこれで中堅戦前半終了時点での点数はほぼ横並び。
3位と4位の清澄・龍門淵が点を詰め、風越・鶴賀が削られる展開。
鶴賀の蒲原は若干蚊帳の外で焼き鳥(あがりなし)にご機嫌斜め。
そこに投げかけられる部長の一言がひどすぎる(ノ∀`)
よーしおまえ、良い度胸だ。表へ出ろ!これより後半戦はリアルファイトとする!
と言い出さない蒲原は抜けてるというか人が良いというか、おおらかだなぁ。


一方、例のペンギンですが、和も無くなったことに気付いて捜索開始。
衣は順調に和のところへ向けて運送中。
と思ったところに今宮の二人が・・・。
どっちも和に返そうとしての結果とはいえ、まさかの臓物ぶちゃぁっのグロ画像。
エトペン死亡のお報せ・・・(´;ω;`)
でもまあ、予告で元通りになってたから心配なし。
だから泣くな、衣よこっちまで悲しくなってくるから(´・ω・`)


来週は中堅戦後半とペンギンのその後など。
キャプテンからのアドバイスの入った文さんの巻き返しなるかどうか。
また、蒲原の見せ場はあるのかどうか(笑)。
鶴賀だけ今回控え室の仲間が一度も映らなかったしなぁ。


そういえば今回は「〜〜は2枚切れてるし・・・」などと言った考慮の際に当該牌だけ明るく表示され、湯気みたいなのが昇るように演出されていたのが判り易くて良かったですね。
麻雀やってないとイーワンとかウーピンとかの科白だけでは何のことを指してるのか解らないだけに、必須とはいえ気が利いてます。
そしてEDはあの引きならまた裏ver.かな、と思ったら東南西北ワーイワーイヽ(´∀`)ノ
定期的にこれを聴かないと咲を見てる気がしないんでありがたいですが、裏の方は2週連続はさせないようにしてるのかな。




さて、今週の余談は部長の悪待ちについて。
今回はかなり頑張りました。気合入ってます。
そして疲れました_| ̄|○
なので、長いですがちょっとでも興味があれば目を通して頂けると報われます。


作中で「五門張(ゴメンチャン)捨てて単騎待ち!?」というような科白がありましたが、麻雀を知らない人にとっては久の選択の何がどうおかしいのかが解らないかと思いますので、その辺を解説。

  • 1:東1局、最初のリーチの局面


この形から久はを切ってを残し、リーチしました。
(A)
が、言われていたようにを切ってリーチすると、こうなります。
(B)
この場合、上がり牌はの5種類のどれか。
でしか上がれないAよりもBの方が上がり易そうだと解るかと思います。
セオリーとしては待ちの良いこちらを選択するものなので、対する方を悪い待ちと評します。


ちなみに実況が「五門張にしてたら上がれそうになかった」と言っていたのは、この時一がを持っており、蒲原がを、文堂さんがを1枚持っており、河にはが1枚。
同じ牌は4枚までしかありませんので、久が自分で引ける(ツモ)可能性はゼロ。
しかも蒲原の以外は各自が上がりを目指す上で手放す可能性のない牌だったので、出上がり(ロン)も期待できなかった、という話。


尚、一発と裏ドラがなければあの手は6400点でした。それが一発と裏ドラによって12000点に跳ね上がり。文堂は運にも見放された感じです(つД`)

  • 東2局、リーチなしのタンヤオ面前三色ドラ3の局面

作中では描写がありませんが、文堂が振り込む(ロンされる)直前の久はこの状態でした

(実際は何をツモったのか判らないのでツモは適当です)
で、ここからを切ってこの形。
(A)
確かに高い点数が確定するんですが、残り数十枚のうちたった1枚しかないでしか上がれないです(´・ω・`)
結果的に文さんから出ましたが、上がれもしない手で皮算用するよりも待ちを良くして確実に点を取りにいくために普通は切ってこうするだろ!
(B)
という状況だったので、みんな驚いていた、と。
実際Bを選択してもかなりアッサリ上がれたと思われます。
というかよほどでないとBでしか上がれません(笑)。
ちなみにBを選んだ場合の上がり牌はこの5種類。

  • 東2局1本場、久リーチのまま流局の局面

作中ではほんのちょっとしか描写がありませんでしたが、サクっと解説。
切って久がリーチする前。
(ツモは適当)
実際のリーチ。

でのみ上がれる。
(但し点数は高い。しかも説明は面倒なので省きますが、ひっかけになってるので状況によってはアリといえばアリ。)
でも、こうしてれば

もっと待ち良いですよ、普通そうしますよ・・・何なのこの人、と内心思う文さん。
この場合上がり牌はの4種類なので、四門張。
河や他の人の手牌が不明なので何とも言えませんが、点差だけを考えればこっちで十分ではあります。


とまあこんな選択ばっかりして、しかもそれで勝ってる部長。
そりゃあジンクスみたいなの信じておかしな打ち方を続けようとも思おうってものです。
というか咲や井上みたく何がしかの能力者なんじゃねーか?と。
そもそも普通に打ってると大体両門張になる。
良くて三門張。悪待ちで勝てるどうこう以前に3連続で四門張以上で聴牌できてる時点で異常だよ(ノ∀`)
そして確かに相手としてはあの待ち方はすごくやり難いです。文さんがヘボいとかそういう話じゃあないっすね(´・ω・`)