Phantom(ファントム) 第12話「亡霊」


ええ、はい。
最後に彼と会ったのは9ヶ月ほど前でした。
その時は気が弱そうなどこにでもいる好青年だったんです。
それがまさか、こんなことになるなんて・・・。

玲二さんの劇的ビフォーアフターが全世界を驚かせた総集編を挟み、いよいよ新章スタートの第12話。
(もう呼び捨てとか無理ですから。さんくらい付けとかないと無理っす。マジぱねぇ)


というわけでセカンドファントム玲二さんと迷い猫の物語が幕開け。
原作のライターさんが少なからず映画『レオン』の影響を受けていると公言したほどだとか何とかそんな話も聞かれますが、なるほど、確かに。
今後の展開まで似たものになるとは思えませんが、少なくとも出会いに関しては近いものがありました。


ちなみにこれが新キャラのキャル
こっちは新生玲二さんか、かっけぇ・・・(*´Д`)
先週はチラ見せ程度で科白もなかったのでまだ「ああ、何か大分変わったな」くらいでしたが、今週はまさに「別人のよう」という言葉がふさわしい。
一人称は俺になってるし言動は様変わりしてるし、以前の彼が影も形もない。
泰然とした態度で余裕の笑みを振りまくナイスガイ。
その実、心の中はすっかり荒んでしまっているという哀しい側面も・・・。
天国のアインさん(※死んでません)が今の彼を見たら何と思われるのだろう。
クロウとの関係も変わって夜はアンアンする肉体関係を持ってしまっているし、なんかもう色々化けすぎです(><)
中の人の演技までハッキリと切り替わっているのが良いですね。


そうそう、カッコイイと言えば今回はマグワイアもなかなか。
「沽券の問題だ。」から始まるくだりはシビれます。
悪の組織のトップにふさわしい貫禄。
原作ではこんなのがボスかよ(笑)というようなヘボだそうなので、原作プレーヤーはこっちの変貌ぶりにも驚かれていることかも知れません。


そんなわけで雰囲気作りといい独特な会話といい、悪い方にはたらきがちなマシモイズムのオサレ感がうまくマッチしたような回でした。
毎回こんな質感とクオリティだとこの先にもっと期待がもてるようになるので、とりあえずは各話ごとにムラの感じられる波を出来るだけ均一にして欲しいところ。
冒頭のCG?実写?も無駄に凄かったなぁ。番組間違えたかと(笑)。
何にしても今回は大満足の回でした。
夏の新番組が入ってくる2クール目の7月以降も咲と並んで引き続き楽しみな作品。