CLOTH ROAD 7

CLOTH ROAD 7 (ヤングジャンプコミックス)

CLOTH ROAD 7 (ヤングジャンプコミックス)

排他的で独自の世界観を持つブランド、世楽へ赴いたファーガスら。
そこで知らされる災禍ガーメント誕生の秘話。
この世にあの悪魔を放ったのは、他でもない世楽だった・・・。
一方、ブランド同盟軍はアルヴァロが交渉中の世楽を除いた全勢力を総結集し、決戦の時を迎えていた。

ついに全面戦争の火蓋が切って落とされる第7巻。


さて、今回はファーガス達は出番も存在の意義も割と隅に追いやられ、兎にも角にも戦争メイン。
多大なる兵力を動員したブランド同盟に対するは、わずか10名余のガーメント勢。
その圧倒的な戦力差に同盟軍も自信を見せるのですが、まあ、その後の展開はご想像通り。
少数精鋭相手に大軍が噛ませ犬になるのは少数側の戦力を顕示する上でも必要であり、またお約束なので仕方ない。


問題は同盟軍が何をきっかけに形成を逆転させられるのか。
そこが今回の楽しみ。
以下、ネタバレな気味なのでステルス。
結論から言うと、人です。逆転要素は。
元が月刊誌なので単行本の刊行間隔が空くせいもあってすっかり忘れていました。
そういえばこの人が居た!という人が窮地を救ってくれます。
やはりカリスマはカリスマたるだけの資質を持っています。
輝かしく、文字通り華々しい活躍・・・かっこいい。
但し次巻では逆転につぐ逆転がまだありそう。
そこへ丁度ファーガスらが駆け付け再逆転、となる展開が最も予想されやすいパターンですが、はたしてどうなるか。
今回はかなり次が気になる展開です。


尚、主戦場の外では面白い組み合わせがバトルを展開します。
そして意外な結末も。
あのままケリがつくと思ったんですけどねぇ。
主戦場が王道パターンなのに対し、こちらは最後だけ王道を外して裏を行った感じ。
読めない展開も混ざってるのが良いですね。