CANAAN(カナン) 第一話「洪色魔都」


原案に奈須きのこ、キャラクター原案に武内崇を配しながらTYPE-MOONではなくチュンソフトのゲーム。*1というサウンドノベルを原作に持つアニメ。
ちなみに原作は『428〜封鎖された渋谷で〜』というタイトル。
アニメも原題は『428 the animation』であったが、本編のアニメ化ではないためなのか後に改題されている。
尚、CANAANはカナンと読む。
Aが1個多いからといってカナーンではない。
そしてこういった来歴は調べただけなので原作のことは何も知らなかったりする。
そんなアニメの第一話。


さて、今回は何も知らないので順番に行こうと思います。
まずOP。
よく動いてますねー。
イントロなんかも良い意味でオサレな感じがあり、OPだけでひとまず掴むことの出来るクオリティになっているんじゃないかと。


次にキャラ紹介。

  • カナン

主人公 共感覚性の持ち主*2 身のこなしが凄い人

  • マリア

カナンの親友? 天真爛漫な感じの子 フィルムに拘りを見せるほどのカメラ好き

  • アルファルド

武装組織“蛇”の頭目だとか言われている人 おそらくカナンの宿敵

  • リャン・チー

現地の構成員か何か 艶っぽい人 エロス担当の予感

  • 御法川 実

フリーのライター 一流のジャーナリストを目指す 上海で見たカナンにスクープの影を感じて後を追うようになる?


他にも何人かキーキャラクターと思われる人が居ましたが、名前以外のことが現時点では良く分からないので割愛。
上の5人に関してですらほとんど何も分かってないようなものですし。


そして本編。
ストーリーは1話だけで何もかも説明してくれるタイプではなく、概略などは洋として知れない。
初回だけでは何をどうコメントすればいいのか困りますが、こういった作品の方が先を楽しみにできるので期待がもてます。
世界観に関しては良くも悪くも「ああ、これは奈須だな」といった感じ。
好きな人はとことん好き、ダメな人にはどうしても受け付けられない、と好みによってハッキリしそうです。


一方アクションは初回から「これは!」と単純明快に見る者を惹きつけるクオリティでした。
すごい動いてましたねー。
一話というのは一番質を上げやすく、それだけに作画や動きの質の高いものが出てくるものです。
しかしその基準の中でもかなり上位に位置するものだったのではないかと。
さすがに今後も毎回このクオリティで、というわけにはいかないでしょうけれど、時々で良いからこれが見られるのであればそれだけでも見る価値あり。


その反面、音楽に関してはほとんど何も印象にない。
それほど作品に溶け込んでしまっている感じ。
作曲はファントムと同じ人がやっているのですが、あちらとはかなり違う雰囲気です。
話によると、こちらでは1話ごとにBGMを作っているそうなので、場面に自然と調和するものが随時的確に用意できているのかな。
実際、BGMにも自己主張が必要なアクションシーンの音楽だけは脳裏に残っています。
そしてそれ以外はまったく印象にない、と。
これはこれでプロの仕事なのかも知れない。


最後にEDと次回予告。
こちらはOPとは対照的にとても物静かな作り。
まさにEDらしいという印象。
地味ですけどね。
予告は映像がプレビューできるだけで特にこれといったものはなし。


というわけで第1話でした。
1クールのアニメだそうですが、最後まで腰を据えて見続けることを考えれば1話の説明不足も後々良い方にはたらきそう。
長いスパンで考えられた作品、という印象がある初回でした。
少なくとも続きは楽しみ。

*1:原作では本編は実写。シナリオも別の人が手がけている。オマケとしてついてくるサブシナリオをTYPE-MOONコンビが担当しており、そのサブシナリオだけ実写ではなくアニメ仕様。今回はそのサブシナリオを元にアニメ化されているため、こういった仕様になっている模様。

*2:これについては作中でも説明がありますが、いつもの奈須的邪気眼とは違い、実在するものなのでググるなりすればより詳しく知ることができます