狼と香辛料Ⅱ 第三幕「狼と埋まらない溝」


マルクの使いからの一報を聞くなり宿を飛び出していったロレンス。
それもそのはず。
なんとホロの戯れ言を真に受けたアマーティが彼女を賭けてロレンスに勝負を申し込んできたのだった。
勝てばホロは自由の身。
更に、受けるかどうかはホロ次第として、自分に求婚する権利を認めろという内容。
そして、条件は明日の夕刻までにトレニー銀貨で千枚の現金を用意し、ロレンスに差し出すこと。
到底達成できっこない条件にロレンスは内心安堵し、勝負を引き受けたのだが・・・。

波乱の幕開け、第3話。


さて、ようやっと話が動き始めた今回。
銀貨千枚は容易には用意できない。仮に出来てもホロが求婚を受けるはずがない。
余裕綽々といった様子のロレンス。
が、どうやら銀貨は用意できるらしい。
それでもホロとの関係には絶対の自信をみせ、あぐらをかき・・・。
アッー!


ホロの故郷ヨイツは既に滅びた。
ロレンスはかねてよりその事実を知っていた。
だが、これまでホロには話さずに来た。
それをこのタイミングでホロに知られる。
何という間の悪さ・・・。
ロレンスがどういった考えからこれまでそうしてきていたとしても、結局は相手がそれをどう受け止めるか次第。
ホロの解釈は決して好意的なものではなく、最後の砦が瓦解。
このままいけば、ホロをアマーティに取られてしまう。
さて、どうなる?どうする!?ダメ男!!というところで来週へ。
ちなみに今回も原作一幕=アニメ一話の原則から漏れず。


とまあそういったわけで、このクメルスン編は金銭問題ではなく人間関係で窮地に陥るお話です。
前半はさんざっぱら事態を楽しむそぶりで悪女っぷりを発揮しておいて、最後にはコレ
だからホロの扱いは難しい。
感情の起伏が激しすぎます。荒波がごとく。


ところで前後半といえば、今週は前半の作画がクオリティ高く、後半はまた先週と同程度のレベルでした。
なんか安定しないですねー。