CANAAN(カナン) 第五話「灯ダチ」


血気盛んにアルファルドを襲撃しに行くも、軽くあしらわれてしまったカナン。
先日のマリアとの一件といい、精神的な負荷が蓄積していく。
一方そのマリアは度々遭遇するバイト娘ユンユンに危ない所を助けられ、成り行きで親交を深めていくのだった。

謎のレギュラーキャラであったユンユンのポジションが判然とする第5話。


さて、今回はユンユン回と言って良いかも知れません。
やたらに出番が多く、彼女を徹底して掘り下げ掘り下げ。
結論としては蛇の末端構成員というのもおこがましいような使い走りであり、それも望んでそうなっているわけではない、という事のようです。
出来ることならば関わり合いになんかなりたくないけれど、命を繋ぐための薬は蛇から手に入れなければならない、と。


うーん、何だろう。
今週の話を見てるとユンユンが一番キャラが立っていて行動やその動機などの背景がしっかりしているような・・・。
脇役がその辺りをちゃんと確立しているのに主役たちがその辺おざなりっていうのはあまりよろしくない。
もっとカナンについての描写を下さい!
マリアは・・・いいや。
掘り下げても良くなりそうな見込みがないし(マテ)。


個人的な好みですが、どうにもああいうタイプは苦手です。
一度助けてもらったとはいえ、ろくに知りもしない相手を「この子は良い子なの!」だの何だのと・・・。
以前の双子弟の時もそうでしたが、安易に感情移入しちゃって自分の価値観でアレは駄目、コレは良いと主張して他人を振り回すタイプっすね。
現にマリアに感化されてカナンの刀は錆び付いてしまいましたし、何だかなぁ。
この話に限ってはカナンも女の子なんだから錆びて切れないくらいでいい、その方がいいという流れでしたから錆びて良しとする結果なのでしょうけど、それも結局マリア基準なような。


ただ、その分を補うかのようにユンユンのキャラが立ってたので、今回もなかなか面白くはあり。
まあ、シリアスの真っ最中にやたらギャグなノリのユンユンが混ざってるのは変な感じもしましたが、それも彼女の個性といった感じ。
しかし次回ご退場のフラグ臭がぷんぷんと・・・。もったいない。