Phantom(ファントム) 第20話「故郷」


何このOP・・・。
誰このアインや玲二みたいな人達・・・。
事前に分かっていて心構えをしていてもやっぱり違和感が物凄い第19話。
だが、それが面白い。


というわけで「2年後」の文句ひとつでいきなり学園編が始まった19話です。
玲二はともかくとして、アイ・・・エレンが物凄く変です。
こんな生活したかったな、とかそういう夢オチなんじゃないかというくらい。
しかしあの高校、制服がバラバラなんですがどういう学校なのだろう。
話に聞いたことしかない自由制服とかいうやつ?


さておき、夢にしろ現にしろどのみち夢に等しかった生活。
長くは続かず、唐突に壊される平穏。
玲二の前に現れた大型バイクを駆る謎の女性。
その正体は2年の歳月を経て三代目ファントムとして成長したらしきキャル・・・。
さ、さすがアングロサクソン系・・・2年でこれか。
そんなバカなと言いたい所ですが、実際にあり得る話だから困る。
しかしこれは言われないと同一人物とは思えないなぁ。
さようなら、ロリ。
こんにちは、ボイン。


という20話でしたが、AパートとBパートのギャップがゾクリときますねー。
唯一前半からの空気を引き継いで「浮いてる」早苗がまたそれはそれでいい感じ。
思い描いていたあれこれがアッサリと瓦解していく衝撃がよく伝わってくる作りでした。


ところで、変わる変わると言われていっこうに変わらず、変える詐欺なんじゃないかとすら思われたOP・EDは新章突入といった様相の今回ようやくお披露目。
内容的に確かにこれでは一般的な2クール目突入時点での変更はムリですが、それにしても残りもわずかという20話での変更とは大胆。
OPも映像と音楽がまったくもって合わない不協和音を醸し出しいるし、これも大胆な試みという気が。
単純にミスマッチと一蹴することもできますが、どちらかと言うとこのちぐはぐさで「学園生活なんてものは所詮虚構」というニュアンスを出すためにあえてそうしたのではないか、と。
まあ、仮にそんな意図はなくアリプロを持ってきた事が単なるミスだとしても映像があれだけグリグリ動いていると、それだけで十分面白いので良し。
が、EDに関しては逆に映像が・・・。
曲は相変わらずKOKIAさんが神なのに・・・。


さて、来週はリズィの姐さんまで登場し、キャル登場を契機に日常がかき乱される展開となる模様。
そう考えるともうOPの映像は今回だけのためにわざわざあれだけのものを作ったに等しい。
なんという労力の無駄遣い。