Phantom(ファントム) 第23話「決断」


「俺の命は良い。だが、エレンだけは・・・」
玲二のこの一言に更なる怒りを募らせたドライ。
止まらぬ情動、暴走する行為。
ついにはインフェルノの意向を無視し、美緒の身柄を攫い出し・・・。

うわぁぁぁぁ姐さーーーーーーん!!の第23話。


23話です。
このアニメで唯一最後の良心、リズィ姐さんが逝きました。
ドライの手によって、殺されました(´・ω・`)
なんてこったい・・・。
まだまだキャルの内心に関しては描かれていない部分も多く追求不足とはいえ、どんな想いがあるにせよこれは許しがたい。
姐さんも言っていましたが、越えちゃならない一線を越えてしまった感じ。
同情票で許される所業の範疇ではないっすねぇ、うーむ・・・。


というわけで、回を追うごとにひたすらドライとしてのキャルが株を下げていくこのエピソード。
対する玲二もどんどんヘタレていってダメ男になっていきますし、一貫して鋭さと輝きを失っていないのは、結局初代ファントムのエレンだけか。
サイスの口ぶりではまだ見ぬ完成&量産型は完璧らしいですが、ここまでの過程ではアイン→ツヴァイ→ドライと試行を繰り返すごとに完成度が下がっている気がする。


しかしなかなか話が進みませんなぁ、第三部は。
21話で逃げると言い出した時も即座に遁走でもするのかと思いきや、予定していたのは入念な準備をしての逃亡。
事ここに至っても5日後には〜という話ですし、悠長だとは言わないまでも遅滞ぶりにもどかしさを覚えます。
逃げる方の逃げ足が速ければ、追う方も慌しく行動を起こさざるを得ず話だけはサクサク進んだでしょうし。
まあ、その展開が今のものより良いか悪いかはそうなって見ないと分からないところではありますが。


ただ、大詰め入りを感じられる演出(たとえばこれまでの集大成を思わせるような新BGMの挿入)やストーリー展開も見られた回ではありました。
来週以降、クライマックスからエンディングに向けてテンポが良くなることを期待。
と同時に、もう少し玲二にも奮闘と活躍を期待。
リズィやエレンといった女性にばかりやらせてないで、ここは一発自分でカッコイイところを見せてくれ。


さて、そんな期待とは裏腹に来週はエレン活躍回なのかな。
予告の独白からは捨て身の決意めいた物悲しさが感じられます。
あと、何だか美緒が大変みたいです。