咲-Saki- 第22局「約束」


今日で全国行きの三名が決まる個人戦2日目が開始された。
団体戦には出ていないまだ見ぬ強敵が居るかもしれない」そう注意を促す部長。
そしてその言葉通り、午前の4試合を消化しての暫定順位のTOP3には見慣れぬ選手の名前。
と同時に、29位には咲の名前を見た和。
その順位の低さよりもスコアに疑念を抱き、咲の元へと走る。

主人公包囲網形成の第22話。


さて、22話です。
案の定2日目が半荘戦だと知らなかった優希。
しかし初日の勢いそのままに、東場で圧倒的リードを築いての逃げの戦略で2日目も上位を狙う。
のですが、まあお約束通りアニメオリジナルの新キャラの噛ませ役に抜擢(´・ω・`)
こちらも案の定南場無双の特性を有していた南浦数絵相手に撃沈。
それっきり試合振りと順位に言及なしとなり、脱落ほぼ確定。
ちなみに苗字はミナミウラではなくナンポでした。
でもそのくせちゃっかり裏ドラは乗りまくってましたね・・・。


他方問題の咲ですが、こちらもやはり団体で全国行きを実現させており、自分はまだ一年だと言うことから全力を出していませんでした。
で、その結果が4戦連続±0なんていう極端な成績として出ちゃったため、嫁にバレて叱られる夫の構図、と。


そうして気持ちを入れ替えた午後に入ってスコアを伸ばしてきた咲ですが、残り2戦となった9回戦の面子は部長に智紀とモモ。
団体決勝で見知った顔ばかりが揃う構図になりました。
今週はここから始まる咲対策の包囲網が出来上がるまでの流れが面白い。
団体決勝大将戦でカンを起点に場を荒らしたのはみなの知る所。
そして普段は仲間であるが故に尚の事それを良く知る部長が考えたのは順子場を形成するという手。
つまり、三人が出来るだけ各牌を一枚ずつ持つことでカンが発生しにくい状況を作る作戦。
まず智紀がこの仕掛けにわずか1局で勘付き、同調。さすがの眼鏡さん。
二人揃って似た行動を取れば、当然モモの察するところとなり・・・。
身内を含む三人に徒党組まれて主人公がイジメられるという珍しい状況キター
こういう構図はなかなか見られるものではないですし、なんか妙にワクワクしてしまう。


しかしこの連携も南三局まで。
団体決勝同様、遅まきながらも消えられるようになったモモが2位の智紀から直取りで3万点台へ乗せ、トップに。
かじゅの事もあって咲への意識の強いモモは勝負を決めにかかった模様。
「ここからはステルスモモの独壇場ッス」
あかんモモ!それ死亡フラグや!(つД`)
三者結託しての順子場を最後まで貫き通す所存の部長と智紀を差し置いての逃げ切り体制。
一応順子場状態を維持したままステルスも使って勝つこともできるとは思いますが、普通に考えると先走って失敗するフラグとしか思えません。
これはまたぞろ咲の大逆転劇になってしまうのかな。


というわけで、相変わらず主人公が誰なのかわからなくなるような22話でした。
それにしてもキャプテンが磐石の戦いぶりといった感じですね。
8戦終了時点で一人だけ200点に乗せ、2位の和と49点差。
ここまでくるとさすがに先制リードはフラグだの何だのといったものを跳ね除けて3位以内は確保でしょう。


逆に微妙なのは和。
3位ともそこそこ差が開いてますが、1位のキャプテンと3位以下の差に比べれば残る2戦で4位以下への脱落は十分ある位置。
井上や一、かじゅに池田など今週一切出番のなかったキャラにもまだ逆転してきそうな人が居ます。


それと21話でまさかの1日目敗退が危惧されていた透華。
出番もまったくなく空気も良いところでしたが、本選には残っていた模様。
結局何十人が2日目の本選に残ったのかわかりませんが、午前の4戦終了時点で4位にしっかりと名前が。
セフセフ、一安心。


来週はキャプテンと本気モードの部長の再戦がある模様。
今週の試合の続きか或いは別の試合か、咲がカンするシーンもありましたが、一番の見所であり重点的に扱われるのはこっちの三年生対決の方になりそうです。