にょろーん ちゅるやさん

知る人ぞ知るwebコミックにょろーん ちゅるやさん』がついに商業ベースで漫画化。
雑誌連載へ進出した際に描かれた作品を中心に、webで公開済みの作品も収録。
何故発売した!よくぞ発売してくれた!賛否それぞれありそうな異色作。
※通常版は今月26日発売となっておりまだ出ていませんが、本誌の内容は限定版と変わりありませんので先行してご紹介。


というわけでちゅるやさんがついに単行本になりました。
はやいもので、あれからもう3年ですか。
来るとこまで来たなぁ、と言わざるを得ません。


ちなみに本作の出自は『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のような公式スピンオフ作品ではなく、完全な二次創作。
はえれっと氏が描いたただのイラストだったものが、同氏によって四コマ漫画としてHP上で公開されるようになり、やがてコンプエースにて正式に連載を開始。
のちに本家のアニメ製作元によってアニメ化までされるという逆輸入を果たした偉業ともいえる来歴をもつ異例の一作です。


以下、内容に関して。
近頃はやりのゆる系四コマです。
一応四コマなので基本ギャグではありますが、これのギャグ性を笑える・面白いと思うかどうかは人を選びそう。
どちらかというと、ちゅるやさんというえれっとさんが生んだ特殊なキャラクターを愛でるのが主なんじゃないでしょうか。
webで連載していた分の四コマ36本(漫画にすると18頁分)はいまでもえれっとさんのHP上に公開されていますので、初めての人はまずそちらを確認してみると良いかも。
そこで感性に合うか合わないかご判断下さい。


尚、雑誌での連載も終わっていますので、続刊の予定はいまのところありません。
その代わりに『らき☆すた』を元ネタにした別作品『ぶーぶーかがぶー』を連載中なので、ちゅるやさんのみならずえれっとさんの作風が気に入った方はそちらの単行本のリリースをご期待下さい。