咲-Saki- 第23局「本気」


ステルスモードへと入り、勝負を決めにかかった桃子。
これに対し部長は出上がりを放棄する構えで対抗。
一方咲は依然としてカン材が集まらない状況に苦戦をしていたのだが・・・。

個人戦全国出場者決定の第23話。


さて、今週は個人での全国行きを果たす三名が決まりました。
先にそちらの結果から行きますと、上から順にキャプテン、和、咲。
ふむ、実に妥当・無難というべきか。
しかしこの結果に関しては賛否両論、特に否定的意見が多く出そうな気がしなくもなく・・・。
どういった結果になってもどこかしらから不満の声が上がりそうな「全国行きは三名」という設定だっただけに難しいところですね。
一応肯定的に見ると

  • まがりなりにも咲と和は主役なので二人が進出するのは作品的にはおかしくない
  • 同じ理屈で、主役を差し置いて脇役ばかり三人も・・・となるとそれはそれでおかしい

逆に否定的に見ると

  • 序盤手抜きしておいて結局咲が入ってくるという展開がふざけてる
  • だから咲は惜しくも届かずとし、和だけでも良かったのではないか
  • 清澄は団体で十分。鶴賀や龍門淵からも誰か行かせてあげるべき

などといった所でしょうか。
半ば使い捨てのはずの県予選の面子に魅力的なキャラクターが多く、あまりにも他校に思い入れや感情移入が出来てしまうことが仇になった感じかな。
咲の手加減に関しても、あれがなかった場合は今度は咲・キャプテンがぶっち切りになってしまい、三枠のうち二枠が早々に確定されてしまってそれはそれで・・・という展開が予想できるだけにこれも落とし所が難しかったように思えます。
だったら代わりに福路を落として枠を空ければ、というのもキャラ崩壊になってしまってあり得ないですし。


というわけで、個人戦は主役二人と文句なく強い人が抜けた結果だけ見れば理屈の上では納得がいく反面、他校に好きなキャラが居ると感情的には納得しにくいのかな?という何とも微妙なものに終わった気がしなくもないです。


というのは結果の話。
ここから話を戻して今週の展開・内容のことでも。
まず九回戦の続きですが、モモのステルス過信と咲による似非のどっちデジタルで決着がついた感じ。
そんなのでステルス打破できるのかよ、と思わず笑ってしまいました。
というより、この九回戦については「カンすればあがれる特殊能力」と「カンしないとあがれない」のはまったく別物ではないのか、という疑問の残る展開ではありました。
(十回戦にもひきずってましたが)


続いて最終十回戦。
今週はこっちの方が無理もなく面白い展開が描かれていたように思います。
同時進行で描かれた卓は次の四卓。

  • A:部長・キャプテン・透華・かじゅ

面子がすげぇ・・・。

  • B:和・池田・一・井上

流れや勢いで行くタイプの池田とその正反対の和。
そこに流れを操る井上が同席と、何気に面白い卓です

  • C:咲・南浦・吉留・蒲原

満を持してのオリキャラ戦ですね。
咲も最初からナマアシカイホー状態。

  • D:優希・まこ・モモ・智紀

智紀の10位が最上位。若干消化試合気味の微妙な卓かも。
実際ほとんど試合展開の描写がありませんでした。
なので、Cから逆順に見ていきますが、意外にもみはるんが活躍。
他家捨てる→咲「(あ、やっとキタ)カン(゚∀゚)」→未春「(ダーメ!)ロン」の展開はワロタ。あるある。
南浦は今回も裏ドラインフレという以外闘牌的にはこれといって目立たず。
むしろ髪を下ろした方が可愛いな、とかそんなところに目がいく・・・。
そしてワハハは相変わらず結果の出ない人でした(´・ω・`)ザ・一人沈み
でもそんな蒲原が好き。
全力を尽くしてマイペースにしっかり打つしほとんど振り込まないけど全然勝てない・・・愛せる!
「裏ドラ乗ると良いなぁ」


一方、B卓では池田が浮いたり沈んだり。
和は井上もこぼしていたように「流れを変えてもおかまいなし」だそうで、淡々と点数を積み上げてトップ獲得。
要するにコイツKYだな、と(違)。
一に関してはろくに科白すらありませんでした(´・ω・`)
井上は科白は一よりはありましたが、しくったりやられたりばかり(笑)。


そしてA卓。
各校部長対決・・・ではない。
藤田プロ「し、知ってるよ」ちょ、藤田さんカワユス。
各自あがりを見せる場面が入りつつ、最後は全員が勝負を賭けて攻めた状況から久がツモあがりで逆転勝利。
例の空中トスからのツモも飛び出してました。
反面、透華は終わってみれば一人沈み・・・。
何だか結局最後まで口だけのキャラとしてかませに終わっちゃったなぁ(´・ω・`)
(そもそも個人戦は龍門淵全体が出番に乏しく、見せ場に限っては四人全員ともないに等しかったですね)
泣くな透華、まだ来年・・・いや、秋とかの大会だってあるじゃないか!


というわけで、同時多発的に場面が展開しあっちこっちで順位の入れ替わるBパートには面白さが見られた23話でした。
惜しむらくは、もう少しここで各卓の描写に時間が使われていると良かったかなぁって所ですね。
特にA卓はそれだけで1話やっても良いくらいの面子だっただけに残念。
尺的には非麻雀回を2回やるだけの残りがあるところを見ると、やはりオリジナルで一からしっかりとした牌譜を組むのに費やせる労力がなかったのかな。


来週は麻雀はお休み。
久しぶりに衣も登場するようです。
尚、放送局によっては次回は放送時間がいつもとは異なります。
ご注意下さい。