Phantom(ファントム) 第25話「決着」


エレンとキャルを殺し合わせるわけにはいかない。
焦り、二人の行方を追う玲二の元へ志賀によって自宅へと送られた美緒からの連絡が入る。
巻き込んでしまったことを悔いる彼に、美緒は居場所の手がかりを伝え、二人のことを彼に託し送り出すのだった。

クライマックス、第25話。


今週はキャル追悼回。
どんな形であれドライは死ぬしかなかったとしても、それが玲二の手によって行われる展開は最も可能性を低く見ていただけに若干の驚きも。
うやむやにしたり、綺麗事を並べ立てて丸め込んだり、第三者の手にかかったりなど、結局主人公が手を汚さずに済むのが半ば慣例化している中、きちんと玲二がけじめをつけたこの展開は高く評価したいです。
まあ、玲二はどうしても殺すしかなかったのか、という疑問もなくはないですが、それはそれ、これはこれとしてこの展開が良かったということで。
BGMとの相乗効果もあり、やや涙ぐんでしまうような話でした。
銃創や出血が描かれない点が相変わらず残念ではありましたが。


加えて、決着直前に見た夢は玲二の見たものなのか、それともキャルの、はたまた二人が共に見た夢の一致か。
裁量の余地を残しつつ提示された別の道が何とも物悲しい(´・ω・`)


という礼拝堂での出来事に反し、セーラー服と機関銃かと言わんばかりな外の戦いが酷い(笑)。
ガンアクションが悪い意味でマシモしすぎてました(´・ω・`)
ヤンマーニでもないのに銃弾すり抜けかという程の当たらなさ・・・。
途中それなりに遮蔽物を使う場面もありましたが、あれはないです。
はなから真下監督にアクションは期待してませんし、いつも通りすぎてある意味面白かったですけどね。


さて、来週は人形を従え現場に姿を現したサイスとの対面。
2クールに渡った物語も最後です。
最終回はアクションシーンがこれまでで一番多くなりそうな気もしますが、最後くらいまともなアクションを・・・とか期待したら負けかな。
マシモニストは何度裏切られても儚い希望をもってしまう生き物です。