GA-芸術科アートデザインクラス- 第12話「ヘクセン・ケッセル」


目立たず地味でありながらも原作を巧みに再現、あるいはアレンジ。
そんなGAもこれで最終回。
但し、作品としては全13話構成となっており、DVD6巻と同日にOVAとして13話がリリースされるそうです。


さて、最終回です。
Aパートはナミコさん病欠につき、初めての面子欠け状態という話。
唯一無二のツッコミ不在はお笑い(違)としては深刻。
落ち着いた雰囲気になっており、笑いよりも5人組の仲の良さを感じさせる話という感じ。


その分Bパートがカオス。
まあ、何しろ題材が闇鍋だしね。混沌の象徴。
しかしアニメでフルカラーな分鍋のカオス度合いは原作の何割増しかって程にひどいっすね(笑)。
食い切れなくなってグダり始めてからのトモカネのぼやきもやけにツボ。
「なんだよ・・・魔法つかわねーでなんの修行しにきたんだよ(´・ω・`)」
沢城さんグッジョブです。
やっぱり声や動きがあると違うなぁ、と思えた場面でした。
そしてこういう状況になるとやはりキョージュが強い。
たくましく頼もしきポーカーフェイス。
尚、ここは原作2回分(月刊誌連載2か月分)をまとめているので若干の省略あり。
ノーカット完全状態のネタを見たい人は原作2巻をお買い上げ下さい。


というわけでTVでは最後となる12話でした。
特に最終回を意識した作りにはせず、あえてあっさりと普通に終わるように作られてましたねー。
特別だったのはEDが新曲になって作中ラスト前に被せる形で流れていたことと、映像がこれまでの各ver.を総括したものになっていたことくらいか。
何はともあれ、良い最終回だったと思います。


ところで、キー局ではなくローカル局限定ということもあり、ひだまりほどの反響はなかったようなので二期の可能性はどうかな。
ゼロではないけれど必ずあるだろうという程でもない、といった所か。
最初の頃は話のテンポや構成などにやや難が見られることもありましたが、終盤は安定していたように思えます。
噛めば噛むほど味が出るとでも言えば良いのか、派手さはないものの自然に楽しめました。
原作視点からでは大掛かりな改変や遊びがなく、忠実なアニメ化といった印象の作品でした。