ヒャッコ 5

ヒャッコ 5 (Flex Comix)

二学期が始まり、任期を満了した虎子の姉に代わる生徒会長選が催される。
新キャラ続々登場。
よもやの新展開、まさかの急展開。
ヒャッコってこういう漫画だったっけ？という第5巻。


さて、帯でも作中でも「これはヒャッコなのか」というツッコミが入った今回。
確かに今回はなかなかのカオスっぷりで、あらぬ方向に話が進んでいます。
詳しくは読む時のお楽しみですが、大雑把に挙げれば新キャラ登場→会長選→異種格闘技戦という流れ。
会長選からどう話を流せば異種格闘技戦に繋がるのか、もはや意味不明。
だが、それが面白い。
ストーリー性のある連続したエピソードが続いたのも久しぶりです。


また、5巻はこの会長選が全体の8〜9割を占めていますが、残りの話も含め今回はコメディ色がとても強い。
というよりほぼコメディ一色。
なかでも5巻最後の熊彦登場回は、熊彦のキャラクター性も含めて個人的にお気に入り。
巻を追うごとにキャラが増える一方なので個々人の出番は大分減ってきていますが、熊彦は今後の登場にも期待。
（実際、今回は旧キャラは新キャラメインのエピソードの脇に追いやられてしまい、虎子を除きほぼ全員出番がちょこっとずつしかありません。
　数コマ出ただけ、というキャラばかり。）


尚、次巻に持ち越すような話はなし。
今後の展開は一層予想がつかない感じです。