ヒのカグツチ 2

ヒのカグツチ 2 (電撃コミックス)

ヒのカグツチ 2 (電撃コミックス)

兄を探す旅の道すがら立ち寄った神社で荒神と現神の戦いに巻き込まれたレイ。
さらには悪しき神を善き神へと還す力をもつ唯一の者としての力を見出され、否応なく事態に深く関わることとなる。
こうして彼は、神社を拠点に兄を探しながら荒神へと対処する日々を送ることになった。



さて、昨日の1巻に引き続いての2巻です。
湯里の境遇に似たものを感じ、親近感のようなものすら覚えたレイ。
そして対する彼女からは思いもかけぬ言葉をかけられ、どことなく励まされた気持ちを覚える。
また、先の件を傍から見ていた伊久麿からは意外にも素直な謝罪があり、レイの神社での暮らしもこれで安泰かに思われた。


が、レイが強制的に通わされることになった学校に伊久麿も転校して通うことが決定。
さらには登校初日から強力な荒神との戦いを強いられ、制約のある中での戦いに三人は窮地に陥ってしまうのですが・・・。


と、ここでレイの眠れる力が覚醒。
きっかけは怒り。
発露は暴走として。
まあ、怒りで暴走してすごい力を発揮し、敵わないかに思えた強敵を撃破、というのはありがちです。
この辺はご愛嬌。


そのほか、伊久麿の妹が登場。
こちらは兄とは対照的に愛想が良くレイにべったり・・・。
何とも両極端な兄妹です。
一方そうして神社に集まる現神が増える影で、荒神にも何やら徒党を組んでの計画的な動きが見られだすなど、物語が何かしらの軌道に乗りそうな予兆が見られ始めました。
未だ大きな動きは見られないので未知数ではありますが、それだけに先が楽しみでもあります。