聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第6話「皇女-Princess」


目深にフードを被ったローブの三人組に追われるセシリー。
何が目的か尋ねるセシリーに対し、問答無用で襲い掛かってくる相手。
どうやら魔剣であるアリアが狙いのようなのだが・・・。

なんかもう色々とカオスな第6話。


今週は新キャラオンパレードといった内容。
てゆーか魔剣と美少女剣士の大安売り。
そして、それら魔剣と魔剣使いを統べる主君としてロリ皇女登場。
ドリス
マーゴット
ペネロペ
シャーロット・E・フィーロビッシャー
エヴァドニ
さて、シャーロットの一人称ですが、「わらわ」キター。お約束だー。
口調もいかにもといった感じです。
思慮に欠け、高慢でわがままな態度も備えています。
もはや隙はないです。
これは酷い・・・。


尚、彼女らとの殺陣に関しては、緊張感がなくバトルシーンとしてはあまり見ごたえがなかったのがやや残念でした。
ただ、魔剣の能力が地味なおかげで性能勝負ではなく近接戦闘になっていたペネロペとの対峙だけは悪くなかったです。
下手に魔剣の力をバシバシ応酬する展開になるよりも普通にやった方がよっぽど面白いかな。
ヘソだしルックの女の子に腹パンとか妙に生々しくて良い。


さて、戦いはともかく、物語は何故アリアを狙ったのかという話へ。
何やら皇女の個人的都合により、王家に返り咲くために魔剣が必要なのだとか。
家庭の問題に余所様を巻き込まないで頂きたいところですが、この辺は市長がナイスな対応をしてくれます。
この手の物語に出てくる市長だとか村長というと、権威を振りかざし横暴をはたらく王族には一も二もなくヘコヘコしてしまうヘタレが多い印象がありますが、彼は一味違いました。
為政者として極めて冷静に大人の対応。
まずはきちんと自称王族の相手の身元確認から、という塩梅。
他がめちゃくちゃな割に、こういう所でやけにリアルだったりするから油断ならない作品ですね。
街の者から選出され、市政を担う者はやはりこれくらいしっかりしていてもらわないと。
(というよりこのアニメは全体的におっさんに良キャラが多いかも。
 団長然り、酒場のおっちゃん然り(笑)。)


というわけで、三人娘と皇女の酷さに反してどうでもいい脇役のはずの市長が輝いていた6話でした。
あぁ、あとルークも毎度お疲れ様です。
困った時のルーク頼み、鉄板です。


来週はキャンベル家に居候する一向との生活を描き、和解していく展開となるようです。
まあ、今回の終盤がギャグ展開だったので既に十分馴れ合い始めている気もしましたが・・・。
命まで取られかねない暴挙を振るわれた相手と食事を共にして、御代まで持っちゃってますからね(笑)。
セシリーの人が善すぎるというか、脚本が軽すぎるというか。
尚、三人娘はキャンベル家のメイドとしてはたらくらしいです。