とある科学の超電磁砲 #11「木山せんせい」


レベルアッパーの開発者を突き止めた美琴らの努力も空しく、一足違いで開発者の木山に拉致された初春。
初春にレベルアッパーの被験者は一万人にも上ったと語る木山。
これほどまでに大それたことをする彼女の目的とは。
また、何が彼女をそこまで突き動かすのか。

被害者側がクローズアップされた前回から一転、今回は加害者にスポットが当たる第11話。


さて、ぶっちゃけ次回は美琴が能力をフルに発揮して暴れまわるだけの話なので、物語としての佳境は今回であろう11話です。
アニメが初見の人からするとこういうアニメだったっけ?と、若干の驚きや戸惑いをもって受け止められたのではないでしょうか。
良くも悪くも序盤にオリジナルでコミカルな下地を築いてきただけに、原作を知る者からしても確かに結構なギャップが・・・。
原作は元々全体的にこういう話ばかりなんですけどね。


さておき、木山の動機や目的が明らかになった今回。
被疑者に同情に値するトラウマ的事件を与え、それに基づいて犯行に及ばせるというのは安易なストーリー作りではありますが、TVドラマや映画でも今昔問わず用いられている常套手段でもあります。
それだけに、やっぱりこういう人情に訴える話には弱いですよね。
綺麗事を言って立ちはだかる美琴と手段を選ばず事態を打開しようとする木山。
正直言って、どちらの肩を持ちたいかと問われると微妙なところ(´・ω・`)
まあ、どんな事情があれダメなものはダメなんですけどね。


そんなわけで、物語的には美琴に阻止される形で決着がついて・・・。
とはならず、何やら得体の知れない気持ち悪いものが出てきました。
レベルアッパー編はまだ続きます。
来週は一部の変態さんたちご待望の触手プレイですよ!


といった11話でしたが、回想の子供達が無邪気で微笑ましすぎる(´;ω;`)ブワッ
ちなみにヘアバン・中の人という共通点がありますが、この子は律ではありません。違うったら違うんです。
そして木山せんせーが・・・か、可愛すぎるだろ。
こんな暖かい光景をぶち壊したと同時に、押しも押されぬ美人を残念美人へと変えさせてしまったあの爺は許さない、絶対にだ。


尚、今週も原作準拠の展開でした。
追加的オリジナルは子供たちとの触れ合いを描く回想シーンが増量されていたくらいでしょうか。
その反面現在の木山を描写し、その人柄を表している部分に若干ではありますが、削られた部分がありましたね。
戦闘中の会話もある程度減量していました。
まあ、減量したとしても基本的な作りが会話や解説をしながら戦う作品なので、やっぱりアクションのテンポの悪さは否めませんが、減量によって多少の改善は計られていた感じです。
来週はアクションシーンが増えると予想されるので、テンポも良い仕上がりになっていると尚良いですが、どうかなー。