デュラララ!! 第2話「一虚一実」


1話とは雰囲気一変。
冒頭から中二感を振りまきつつ鬱々とした展開で幕開け。
何が始まるのかと思いきや、初回の少女拉致未遂事件の内幕を解明する話だった、という第2話。


というわけで、拉致騒動の渦中にあった少女──神近莉緒のモノローグを沢城みゆきさんのナレーションで綴るという構成だった今回。
(ナレーターと少女は別キャストなので、あくまでもナレーションは代弁といった形。)
まるで中二病患者を高二病患者が諭すような、よくよく考えてみると随分滑稽な話でした。
そのほかに飛び上がった自販機など、1話では断片的にしか描かれなかった事象の裏側を見ることもできました。


さて、来週からは別の展開が始まりそうですが、こと今回に関しては1話以上に退屈。
今後出番があるかどうかすら分からないような脇役少女の個人的な事情なんて知ったことではないですし、興味もないわけで。
多少なりとも興味深かったのは、首なしライダーがどういう手順を踏んで街に出てくるのか(=翻せば突発的に起こるような怪奇現象ではない)が分かったことくらいか。
別段切羽詰ってもいないのでもう少し見続けてみようとは思いますが、場合が場合だったらここでスッパリ切り捨ててもおかしくなかったかな。
どうにもこの作品の楽しみ方が、まだイマイチ掴み切れない感じです。
(楽しみ方も何も普通につまらんだけだ、と言ってしまうのは簡単ですが、まだ2話ですし・・・。)


尚、作画は初回よりは大分良くなっていました。
波があるとしたら普通は1話にピークが来て2話で落ち込むものなので、不思議な逆転現象。