ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(ソラノヲト) 第三話「隊ノ一日・梨旺走ル」


いつも明るく、隊にも馴染んできたように見えるカナタ。
しかし慣れない環境と新兵としての自分に感じていた引け目から彼女の緊張と疲労は極限に達していた。
高熱を出し、倒れてしまうカナタ。
焦り、慌てふためくリオ。
だが、フィリシアらは物資を受け取りに砦を離れており、頼れる者はおらず・・・。

雨降って地固まる、第3話。


さて、終わってみればカナタの発病が良い契機になったね、というお話の今回。
新人なのだから迷惑はかけて当然なのだ、とはリオの談。
イイハナシダナー。
今回のことでカナタ自身が、「自分も1121小隊の一員になったのだ」と自分で自分を認めてあげられる様になったような感じ。
リオたちは初めからそのつもりでも、本人がそう自覚していなければ隊としての本当の意味での連帯にはなり得ない。
まずは第一段階を乗り越えたといったところかな。


ただ、それにしてもリオの動揺っぷりは変。
「トラウマとリンクさせてしまい、気が動転した」というのは分かるのですが、動揺した人の表現がアレっていうのは発想が貧困なような・・・。
雪!雪は!・・・あるわけないだろぉぉぉ!
って、何そのノリツッコミ・・・。
アレじゃあリオは「動揺している人」じゃなくて「頭の可哀想な子」ただのバカですよ(´・ω・`)コレハヒドイ
もう少しなんとかならなかったのかなぁ、と思わざるを得ず。


そのほか、今週もいくつか分かったことがちらほら。

  • 戦車にはなぜかオーディオ機能が搭載されている

謎です。
そしてまさか劇中で現実の楽曲『アメイジンググレイス』が出てくるとは・・・。
賛美歌として世界的に有名であり、霊歌としての印象も深いこの歌。
どことなく感慨深かったです。

  • あの世界では医師というものがいなくなってしまったらしい

リオ母の時は司祭(神父or牧師)が、カナタの時はシスターが。
聖職者がその代わりとなるのが一般的である様子。
医師もまったく居ないわけではないのでしょうが、どの町にも居るような当たり前の存在ではなくなったことは間違いなさそうです。

  • カナタの想い出の人とリオが世話になった尊敬する人は同一人物

あの鈴はやはりそういうことで良いようです。
残るは件の人物は既に他界してしまったのか、そうではないのかが気になります。


というわけで第3話でしたが、少しは物語に起伏が出てきたので2話よりは楽しめました。
まだまだ「続きがすごく楽しみ」というには及びませんが、そのうちそうなりそうな印象はあります。


しかしEDが相変わらず雰囲気ブチ壊しで残念すぎる。
あの咲-Saki-ですら内容にあわせてEDを変えて雰囲気作りをしていたというのに・・・。

こう書くとまるで咲が悪いものみたいな物言いですが、むしろ逆で、09年で5本指に入るほどのお気に入り作品です

どうせ予告も大したものじゃないし、EDに入る直前で観るのを止めてしまうくらいで良いのかもしれない。

公式HPではweb版としてきちんとした予告が公開されています

その場合、余韻もへったくれもあったものじゃないけれど(´・ω・`)
尚、来週はノエル回になるみたいです。
5話がフェリシア小隊長かな?