DARKER THAN BLACK−黒の契約者−外伝 第一話


ファン待望のDTB外伝がついに・・・ついにリリーススタート。
今月から隔月でBD&DVDに収録されていく。
今回はその第一話を早速レビュー。
少しでも雰囲気が伝わるように、普段よりもキャプチャー画像多めでお届け。
(その分画質は・・・。)
ただしネタバレを極力控えたいので、ストーリーにはあまり言及しない。


さて、一話が世に出るより一足はやく、25日に早々と二話の最新映像が配信され「おぃぃぃ、はえぇよ!まだ一話も見れないのに生殺しだよ!」とファンをやきもきさせた外伝がようやく始まった。
まず率直に一言。
すごく、イイ!(゚∀゚)
いやー、これは二期にガッカリした人こそ見て欲しい、そんな感じだ。
実質OVAなのでTV放送よりもクオリティが高いのは当たり前ではあるのだが、そういった質云々以前に雰囲気がたまらない。
しばらくすればレンタルも開始されるから、これは是非見てみて欲しい。

いまのところネット配信などの予定はない。
当然すぎて、わざわざ書くまでもない?



その他、雑感。
先ほど「たまらない」と評した雰囲気だが、顛末を知っているからということを抜きにして考えても、破滅に向かっていっているのが感じられるもの悲しさがヒシヒシと伝わってくる。
決して明るい話ではない。
だが、それがいい。それでこそだ。


また、銀の雰囲気に若干の変化が見られる。
主に喋り方なのだけれど、口数も増えている。
対する黒の方は、滅多に見ることのできない彼が弱音をこぼす場面が何よりも印象的。
あのシーンによって、いまの銀が黒にとってどれほどの存在なのかが見てとれる。

同様に、一期第6話では振り払われた「黒を案じて彼の服の裾をつまむ銀の手」も外伝では振り払われず。
が、しかしその後のある場面では・・・といった対比もあり、細かな描写のひとつひとつをとってもそれぞれ意味があって感慨深い。
(上述の弱音もその前に対比となる場面がある。)



そして黒はまだ大食漢のまま。
と同時に、銀が何かを食べているところを初めて見た。
黒・銀・猫・黄の一期メンバーの中で唯一、一切飲食の描写がなかっただけに貴重な映像かも。


それから、登場する契約者の数が一期にも増して多い。
二期は逆に極端に少なかったのだが、外伝はこの1話だけで8人も登場。
契約者の大売出し状態。

ここの2枚のキャプ画のチョイスはまだ見てない人からしたら意味深に見えてしまい、少し意地悪かも知れないが、深い意味はない。
ないが、わざと意味深に見えるようにしているので、その点はごめんなさい。



尚、OPはなし。
EDは映画のようなエンドロールと曲のみで映像なし。
予告はあり。
今回の舞台は沖縄だったが、次は香港とのこと。
こうやって各地を転々とした挙句、二期にも映像があったあの「荒野でのさよなら」の場へと辿りつく(追い詰められる)のだろうか。


そしてBGMは流星の双子のサントラにも収録されている外伝用の楽曲がメイン。
一期の菅野サウンドは使われておらず。


というわけで、外伝第1話でした。
これぞDTBの真髄、ボンズの本気。
そして、ここから2ヶ月間の苦行が始まる・・・。