Aチャンネル 1
- 作者: 黒田 bb
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/12/26
- メディア: コミック
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正直購入前の第一印象はあまり良くなかったのだが、これが意外に・・・。
少なくとも表紙と中身はほとんど関係ないかな、というAチャン第1巻。
矢沢じゃないよ。
学園モノで女の子四人がメインの四コマ。
とくれば、トリコロやらきすたから始まり、最近はもはや濫造に近いものがあり食傷気味な取り合わせ。
が、きちんとキャラが生きているのでOK。
というか、とりわけ一人の人物が飛びぬけておかしい。
また、四コマとしてもきちんとオチているのが何よりの好印象。
ゆるくてかわいいのも悪くはないですが、やはり四コマは落としてナンボ。
ギャグが命です。
と、一通りの感想も書いたところでキャラ紹介。
表紙の子。
他三人より一学年下。
るんにべったりなのだが、普段は割とサバサバしている。
若干いじめっ子気質が見え隠れする。
かなりのおチビさん。
- るん
ほんわか天然系。
のつもりで描き始めた作者も意図せずに、頭のネジがぶっとんだすごい子になったとゆー人。
とにかくもう、この子がすごい。電波級。
あとおデコ。
- ユー子
長身だが出るとこは出ているという恵まれ体型の関西弁。
割と弱気で、トオルによくいびられている不憫な子。
それ以外でも比較的被害者になりやすい。
- ナギ
必要不可欠、ツッコミキャラ。
眼鏡キャラだが、博識ではない。
作中からは頭が良いという印象も受けられない。
眼鏡を取って髪を下ろすとおとんが泣き出す(綺麗になったなぁ、ブワッ的な意味で)くらいの綺麗どころなのだが・・・。
とまあこんなところです。
上述しましたが、とにかくるんがすごいです。
靴下片方履き忘れたは序の口で、パンツ履き忘れたとか。
「天気予報で今日は雪」と聞けばシロップを鞄に仕込んで登校とか。
猫のための首輪が買いたいとトオルが言えば大人のコンビニ推奨とか。
唖然。
そしてトオルに関しても、初めはまた百合キャラか、ツンデレか、とも思ったのですが、読み進めてみるとそうではなく、なかなか個性的。
面白いと評判なだけのことはある作品でした。
これは2巻も買いです。
尚、冒頭にも書いたように表紙はあまり内容と関連性がありません。
表紙にインパクトはありますが、ありすぎて引く人も居そう。
正直、表紙で損をしている気がしなくもない。
とりあえず中身と表紙から連想するイメージはリンクしていないので、表紙で抵抗を覚えた人も気にせず買ってみて下さい。