ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(ソラノヲト) 第十一話「来訪者・燃ユル雪原」


警邏中に負傷兵を発見したカナタとクレハ。
急ぎ救助することにした二人だが、その兵士は敵国ローマの兵士で・・・。

風雲急を告げる急展開の第11話。


さて、そういったわけでここにきて急に「戦争」と「兵士」が意識され始めたこの作品。
しかし急展開であれば無条件に何でも良いかというとそうではなく、急展開にも良い急展開と悪い急展開というものがあると思います。
そしてこの回に関しては、悪い方なのかなぁという気がしています。


何より、今回を含めもう残り2回なわけです。
この事態にどう収拾をつけるつもりなのか、そこがひっかかってなりません。
ラッパとリオを鍵に、両軍激突目前に講和条約成立の速報が舞い込んで・・・というのが現実的かな。
なんであれ、脚本が吉野氏という時点であまりポジティブな展望が持てないのが悲しいところ。


ともあれ、今回はラスト前にも関わらず色々と盛りだくさんでした。
ノエルのこと、見えない死神のこと、ローマ語が話せるユミナのこと、などなど。
回収しきれずに零れ落ちる伏線も多く出てきそうではありますが、20分強が短く感じられたのも事実。
充実はしていたかも。


尚、字幕なしの「日本語でおk」状態だった件に関しては、個人的には別段不満はなかったりします。
ある程度雰囲気で察すればそれでいいのかな、と。
まあ、会話の内容が全部把握できればそれにこしたことはないのですが、あえて明らかにしないのもひとつの方法ではあると思います。


というわけで11話でした。
来週は最終回。
相変わらずweb予告がアテにならないので、放送を待つしかない。