バガタウェイ 1

バガタウェイ 1 (コミックブレイド)

バガタウェイ 1 (コミックブレイド)

ラクロスを題材にしている珍しい漫画があるという話を聞いて、試しにまずは1巻を買ってみました。
バカじゃないよ、バガだよという女子ラクロス漫画第1巻。


マイナースポーツ故にルールも知らない人がほとんどというラクロス
そんなラクロスを題材にした本作ですが、「知らないのが普通」であることが逆に良い方にはたらいている感じ。
新一年生を主人公に物語が始まるのですが、新入部員である登場人物たちも右も左もわからないのが当たり前なので、彼女らにルールを説明するついでに読者にも・・・という自然な流れが出来ています。
ゆえに口頭で説明するよりも実際に体感しながらといった場面が多く、説明的になりすぎていないのが良いですね。


ストーリー自体は特にひねりのあるものではなく、至ってストレートな部活もの。
部員が試合をするための人数に足りていないため、即大会に出て云々といった展開とはなっていませんが、今後は個性ある面子が各々の持ち味を生かしたプレーを披露していくだろう展望がうかがえます。
まったくの素人であるにも関わらず天性の才能的なものがあるため主人公のスタートラインが随分優遇されている点がベタと言えばベタですが、それも今後の展開次第でしょうか。


また、作画に関してはデビュー作という割に読みやすく、キャラクターも活き活きとしていて馴染みやすい感じ。
まだ本格的にラクロスをプレーするシーンがないため、動きの多い場面が続いた時の作画がどうなのかは未知数ですが、現状では十分なクオリティだと思います。
年に2冊ほどのペースで発刊されており、既刊もまだ3巻と手に取りやすい状態なので、気になった方は是非。