かみさまのいうとおり! 6

作者二度目の産休など諸々の事情が影響し、2年半強ぶりとなった第6巻。
今回は3年生になったまりあ達の夏休みを中心に、「いつもながら」な感じでお送りするコメディ主体の構成。


というわけで6巻です。
前回までまりあの出生を巡る話をメインに、割とストーリー仕立てでシリアスもある雰囲気でしたが、今回は久しぶりにそういった側面のないギャグ全力といった塩梅。
明暗寺姉妹も以前のように伏線を仕込むための要員から解放され、純粋に準レギュラーとして笑いのネタ作りに絡んでくることが多く、ちょっとしたアクセントとして良い感じになっています。
無論、それはまりあの妹こと土御門晴についても言えることで、基本的にこれまでいじられる一方だったまりあが、姉という少し上の立場に居る光景が見られるなどの面で良い効果をもたらしています。


そうそう、これまであまり見られなかった意外な面といえば、今回は山伏が大変です。
6巻のハイライトかも知れない。


その他、いつもの四人組が進学組とそれ以外に別れるなどの小さいけれど重要な変化などもあり。
こうなってくると、卒業が連載の終了となるのか、それとも以後も継続するのかが気になり始めるところ。
ペース的には、このまま進むと7巻で3年生の冬を迎えることになりますが、はたして・・・?