閃光のナイトレイド 第9話「新しき京」


亡くなったはずの婚約者の姿を目に留めた葵は、単身、彼女を追うことを決意。
それは国でも組織でもなく、私情に他ならない。
そうして何も顧みずに突っ走った葵は、静音を連れ出すことに成功したのだが・・・。
さあ、雲行きが怪しくなってきたぞ、という第9話。


ちなみに赤い月って日本ではあまり見られないけれど、世界的には時々見られるもので、あり得ないものでも特別なものでもないらしい。


9話です。
先週から今週にかけて大分面白くなってきた感じ。
が、如何せん地味だなぁ。
面白くはなってきたが、盛り上がってきたかというとそうでもなく・・・。
6・7話で国家という枠組みにまで風呂敷を広げたかと思えば、8・9話は葵という個人のドラマになっているし、どうもテーマがハッキリしない。
1クールという短い時間の中で、国家の行く末とその中に巻き込まれた個人のドラマの両方を描こうとするのは、難しいんじゃないかな。
このままだとどちらも中途半端なままになってしまいそうなのが気がかり。

完全に私情に走りました。
死んだと思っていた婚約者が目の前に!ともなれば、まあ、無理もない。
しかしそこまでして会いに行ったにも関わらず、あの結果・・・。
カワイソス(´;ω;`)

こちらは完全に職務に忠実。
かと思いきや、どうもぐらついている模様。
その辺の半端な対応を桜井さんにも叱りつけられてしまい、信用度が降下。
来週に重要な出番が待ち受けていそうだが、はたして。

  • 雪菜

ある意味彼女が一番足元がしっかりしてぐらついていないかも。
覚悟があるなら知るといい、という兄の話にも臆することなく一歩を踏み出すし、雪菜は見ていて安心感があるなぁ。
相変わらず中の人の演技は一番不安なのだけど。

  • 爆発の映像

雪菜が兄から見たアレです。
これはかつて核の炎が日本を焼いた時のものだろうか。
作内の時間からすれば「かつて」ではなく「これから」なのだけど、兄はこの未来を知ってしまったがために、これを回避しようと動いている・・・とか?

  • 静音

想いとは裏腹に、しきたりではなく定めなのだと自らを納得させようとしている様子。
まあ、「国の命運が君の双肩にかかっているのだよ」的な立場ともなれば、それも無理からぬこと。
雰囲気も相まって、まさに悲劇のヒロインといった感じだなぁ。
そしてやっぱりどこか抜けたところがあるらしく、どじキャラっぽい。

というわけで、9話でした。
来週は上述のように葛が対・高千穂において大事な局面を迎える模様。
可能性としては、高千穂一派の思想に同調し願える者がいるとしたら葛が一番有力なだけにその動向が楽しみ。