フィギュ☆モ 1
- 作者: 中平凱
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/09/26
- メディア: コミック
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
来月には2巻が発売になるという今になってようやく作品を知ったので急いで買ってきた。
というわけで、フィギュ☆モ1巻。
フィギュア同好会(人数不足で部になれず)に所属する隣のクラスの女の子に目をつけられ(モデルとして)、なし崩し的に加入することになった主人公の悲劇?を描いたコメディ。
ただ一人のノーマルさんをその他大勢のマニアが取り囲むという構図は前作から通じるものがある。
以下、四コマ恒例の登場人物紹介。
- さりな
本作の主人公=ノーマルな人。
ピンク髪 ツインテール ニーハイと容姿だけは十分な素質を秘めている気がする。
モデルを志しているだけあって、すらっとしていて体型は良い。
一応設定ではツンデレということになっているが、あまり作中でそういう素振りは見られない。
- みらい
さりなに猛アタックをかけた張本人。
これといって特定の分野に対する思い入れはない模様。
よくしゃべる。とてもポジティブ。若干あほの子。
- りん
俗に言うクーデレ。
エイリアンなどのクリーチャーやグロいものが好き&得意。
造形の腕前はメンバー中一番だとか何とか。
- りか
科学部部長&人数あわせの同好会会員。
めがねキャラだが、これといって博識を披露する場面はない。
アニメオタクであるように見受けられる。
そして百合・BL問わず同性愛ネタが好き。
- 大和先生
プロでもやっているほどの力量を持つ教師。
同好会の顧問兼発起人でもあり、みらいの兄でもある人。
彼の部屋は一般な人が見ると引くくらいアレらしい。
とまあ、こんなところ。
この他にもさりなのクラスメイトとして名前のない子が二人。
彼女の弟が一人。
大和先生の友人が一人登場するものの出番は総じて少なく、前作に比べると登場人物の総数はかなり減っている。
加えて言うならば、各人物の変態ぶりというかコアっぷりもえむ国よりは抑え目。
ネタに関しても大人しくなった観があり、ややパンチに欠ける印象だ。
尚、薀蓄ネタも盛り込まれてはいるが、本作を読むことでフィギュア界の知識が得られたり、フィギュア作りのノウハウが学べたり・・・といったことはないのであしからず。
それよりも気になったのは実名表記を避けるための伏字使用頻度の方かも知れない。
伏せられてても分かる人にとっては良いが、そうでない人にとってはこういったネタ作りはマイナスにしかならない。
個人的には理解できなかった伏字はひとつふたつ程度だったので支障はなかったが・・・。