世紀末オカルト学院 Episode.11「マヤの死」


あからさますぎるとは言え、関心を引くには十分な予告から一週間。
マヤの死の真偽よりも急展開で勃発した魔女っ娘バトルが何もかもかっさらっていった第11話。
どうしてこうなった。
いや、どうして初めからこうしなかった?


今週は「死ぬわけないな」と思いつつも一応マヤの生死は楽しみにしてたんです。
が、引っ張るだけ引っ張って最後辺りに死体描写が入ると思いきや、Aパートの終わりに早々「死んだ」扱いになった時点で展開が読めてしまい、若干しょんぼり・・・。
していたらまさかの展開に爆笑。
予想の斜め上とかそんな生半可な範疇じゃなく、完全にまるっきり想定の次元外の方向に話が展開していって大分驚かされました。
残り3話=ラストイニングに突入→じゃあ全力で振りにいって見ようか→打球じゃなくてバットがすっぽ抜けてあらぬ方向に飛んでいった
みたいな感じ。


しかもよくよく考えてみると今までがオカルトしなさすぎだっただけで、今回急に表題を無視して別作品になったというよりは、あるべき姿に戻ったと言えなくもないから困る。
まあ、どちらかというとオカルトに戻ったというより通り過ぎてファンタジーまでいっちゃった観も漂ってるので、「元に戻った」というのは無理がある気もしますが。
何にせよ、本当にどう評価して良いのかわからないです。
とりあえず面白かったから良し、としか・・・。


以下、個別事項。

  • 美風

本性を現してみれば、これまた随分と気持ちの悪い人?でした。
元々媚び媚びしてて気持ち悪い感じだったのに輪をかけてヌメヌメしてるからたちが悪い。
美風、恐ろしい子

  • Sプレイ

文明がマヤにヒールで思いっきり踏んづけられてます。
これは痛い(´・ω・`)
さる業界ではご褒美なのかも知れませんが、常識的に考えて無理。

  • 教頭

敵を欺くにはまず味方から。
かねてから怪しい行動を取っていた人ではありましたが、マヤに敵対する者ではなく逆に与する者として彼女を守護する任を負っていたそうな。
そうやってこれまでの行動を振り返ると途端にすごく良い人に見えてくるから不思議。
ちなみに、白魔術師なんだそうな。
今週ラストで思い切り死亡フラグが立っているけどどうにか生き残って欲しい。

  • 警察関係者

鑑識の人がどう見ても『相棒』のあの人です。本当にありがとうございました(笑)。
こっちは青島。
となると年長者の人も何らかのパロディである可能性が高そうですが、特にピンと来ず。

平均年齢の高い魔女っ娘バトルがいま、始まる・・・。
いや、ほんと。良い歳こいて裸変身シーンとか美風はもう少し自重してください。
その点、清楚さをイメージさせる白を標榜するだけあって教頭は清々しくて良い。

というわけで、稀に見るびっくり展開に発展した11話でした。


第一・二弾がともに揮わなかったこともあって第四弾の話が聞かれず、本作で最後かも知れないというアニメノチカラ
今回はそんなアニメノチカラのヤケクソを見たかのような気がします。
最後の最期でここまで思い切ったことをやるくらいなら『ソラノヲト』みたく半端なことをせず、初めから大胆にやってくれれば良かったのに・・・。
こうなったら残り2話、最期の灯火とも言うべき輝きに期待。