ストライクウィッチーズ 2 第11話「私であるために」


ウィッチの限界年齢を超えても尚、第一線に立ち続けてきた坂本少佐。
しかし、日々の鍛錬をもってしても魔力不足は補い切れなくなりつつあることが如実に現れ始めていた。
戦いこそが生き場所であった彼女にとってそれは、死刑宣告にも等しい。
常に凛とした姿勢を崩さぬ彼女もこの喪失感と焦燥だけは隠しようもなく、異変を察したミーナと宮藤はそんな彼女を気遣うのだが・・・。
折り悪く、無情にもそんな最中に最終決戦を迎えるという第11話。


坂本さんが限界です。
ミーナとの間でも
 もうやめて、貴方の魔力はゼロよ!→HA☆NA☆SE
みたいなやり取りが起きましたが、坂本さんの戦場にかける想いは深く、かつてあったように今回もまたミーナに坂本さんを止めることはできず・・・。
うん、なんていうか坂本さんの慟哭が胸に痛い(´;ω;`)


一方、軍司令部は先日ヴェネツィア上空に出現した新たなネウロイの巣を破壊すべく最終作戦を立案。
その決行に際して要となるのが、2話で宮藤らが守護した大和とのこと。
具体的には、大和をネウロイ化させて激しい弾幕の中を突進させ、巣に直付けしてゼロ距離から波動砲発射!→撃破!という流れを計画。
そして現実にもほぼ理想通りの展開にもっていけたのですが、肝心なところで原因不明の機関停止(´・ω・`)
もう駄目だ、作戦失敗だ死ぬしかない・・・とみなが諦めかけたところでウィッチとして終了寸前(いや、既にオワタ?)の坂本さんが決死の覚悟で突撃!
「まだだ、まだ終わってはおらんよ!」
その結末や如何に!?
待たれよ、最終回というお話でした。


尺の都合もあって個々の戦闘描写は幾分大雑把な観もありましたが、さあ出撃だ!という発進の段から順を追って描写される機会はこれまでになく、ああやって11人揃って戦場を翔ける様が見れたシーンは爽快でした。
まあ、リーネとペリーヌだけ何の見せ場もなかったのは尺の問題を加味しても何故だ・・・と思いますが。


というかペリーヌは普段あれだけ少佐にべったりなのに、今回は彼女の異変にまったく気付いた様子もなく、完全にスルーであったのが残念かつ違和感を覚えなくもない。
9話のようなしょうもない話でペリーヌを持ち上げる暇があるのなら、今回のお話で何か見せ場を用意してやる方が良かったのではないかなぁ。


以下、いつもの。

妖刀、と称されていました。
持ち主の魔力を吸う作用もあるそうな。
そのせいか、有する魔力が強大だという宮藤が手にしたらなにやら大変なことに・・・。
そして、甲板にこれがぶっ刺さったことと大和(ネウロイ化)の機関が停止したことにも強い因果が感じられる。
けれど思わせぶりに甲板に突き立った割に今週はまるっきり放置だったので、最終回で何かあるはず。

  • 大和

ネウロイ化したことで海面から浮上して空を飛びました。
なんというかアレです。
お馴染みのBGMが脳内で自然と再生されてしまいます。
どう見ても宇宙戦艦ヤ○トです。本当にありがとうございました。

というわけで、11話でした。
先だって一気に視聴を終えた第1期とは異なり、物語が最終局面に入ったのが次で最後という今週からだったことが気掛かりでしたが、わずか2話で詰め込む展開の割にはそこまで酷くもなく、なかなか良い流れになっていたと思います。
まあ、余所から借りてきたような展開だったのでゼロから作るよりもやり易かったといったこともあったのだと考えられますが、いずれにしても最終回もこの分なら大丈夫そう。
それを迎えると2期も終わってしまうわけですが、最終回が待ち遠しいです。