STAR DRIVER 輝きのタクト 第7話「遠い世界」


風雲急を告げ始めた物語。
久しぶりにOP前にアバンの入る構成。
本作の本質を見極める上でもここから数週が極めて重要になると思われる。
そんな第7話。
さあ、上げていこうか!


というわけで、スガタが花火がごとくまばゆい活躍を見せた直後に即眠りについた前回の続き。
「ワコを守るためにやつらのサイバディをすべて破壊する」
そう決意して間もないタクトだったが、今回の件に少なからず動揺し、また疎外感のようなものを覚えてしまったがためにこれから何をどうすればいいのか悩み始める。
しかしそんな彼の内心を察した部長からシンプルなアドバイスが授けられる。
そうしてタクトは、一度は止めそうになったその足を再び進め始めるのだった。
というのが今週の前半のお話。


そして後半は、後半は・・・。
あああぁぁぁっ!!?
これからどうなるのだろう。
そもそもスガタの覚醒がこんなに早いなんて・・・。
原作のないオリアニのアドバンテージや魅力が強く実感できる展開になってきました。


以下、要所要所の感想。

  • グリーン

依然、第6隊の代表として会議に出席していました。
あんな負け方をし、バッジも失いましたがそれとこれは別問題みたいですね。
現状では敗北も生死には何ら影響がない戦況が続いていますし、今後も綺羅星の連中はタクトに敗北したからといって出番などに影響が出ることは少なそうです。

  • 部長

彼女は本当にただの演劇部の部長=学校の先輩止まりの人物なのか。
そこのところが未知数で、気になる要素になってきていています。

  • オンディーヌ

今週のサイバディ搭乗者及びタクトの対戦相手。
誰かが電気棺に乗る度にどんな「アプリボワゼ」をするのかを毎度注目しているのですが、斎藤千和さんのアプリボワゼが意外にドスが効いててビビッと来ました。
というかアプリボワゼのシーンも含め全体的に、確かに斎藤さんでありながらでもどこか「これ本当にチワチワなのか?」と思わせる部分もあり、演技の幅が広がったのかと感心させられたところでもありました。


ちなみにどうでもいいことですが、暫定綺羅星ベストアプリボワゼはテツヤ(2話)。
ああ、僕も叫んで仮面を叩きつけたい・・・。

  • タクトのアプリボワゼ

上述のオンディーヌの直後でしたが、一度はあちらへ行った意識をすべて持っていかれそうになる一等気合の入ったアプリボワゼ。
(まあ、その分お世辞にもアプリボワゼって言っているようには聞こえないんですが)
少し背筋にきました。
その後の「颯爽登場!」からの口上もいつものそれとはトーンが違い、タクトの内心の変化がよく表れている場面だったと思います。
やっぱ宮野さんの演技はいいなぁ。

  • BGM

ここだけ今回残念だったかな。
あの場面でタクトが勝つことはあらかじめわかってはいますが、映像からかなり先行してBGMが先に流れ始めるのはどうなのか、と。
せめてもう少しタイミングを待って欲しい場面でした。
ただまあ、入りが相当フライングだった分締めがきっちり合っていたので、そちらを優先してのことだったのだとは思いますが。

  • サカナちゃん’sストーリー

夜毎ヘッドに語るあのお話。
タクトらを取り巻くストーリーの暗示もかねている側面があるだけに、今週の内容は不安を煽られるなかなかに衝撃的な展開でした。
ヘッドじゃなくともそりゃあ続きが気になりますとも。

そんなこんなで第7話でした。
来週はスカーレットキスの第一フェーズ能力により、何かしらの洗脳を受けたスガタとそんな彼の目を醒まそうとするタクトがサイバディで直接対峙する模様。
問題はスガタが乗っているサイバディですが、あれはザメクなのかはたまた別のサイバディなのか。
その辺りも含めて来週もとても楽しみ。