死がふたりを分かつまで 13

死がふたりを分かつまで 13 (ヤングガンガンコミックス)

死がふたりを分かつまで 13 (ヤングガンガンコミックス)

一ヶ月の発売延期の末にようやく読むことが適った13巻。
今回は他作品とのクロスオーバーキャラ第二弾として、ジーザスが登場。
尚、導入の一話を除き、残りはすべて護の過去を紐解く過去編で構成されている。


というわけで、上述の通り過去のお話がメインとなる今回。
時は3年前、場所は紛争地帯のチェチェン
半年の軍事訓練の後、エレメンツネットワークの実動員として初の実戦に投入された時を振り返る内容だ。


そしてここでの護はいまとは違った雰囲気、いうなれば未熟でもあり、まだ擦れていない新鮮さのようなものが感じられる。
サングラスも髭もなく顔がすっきりしているという外見的な要素もそれを手伝っているが、人質を取られた際の反応・対応が大きな違い。
いまでこそ悪党を前に不敵な笑みを浮かべることも多いが、そういったこともこの時期はなかったようだ。


ちなみにこの巻では過去編は完結せず、護の目が光を失うことになった一件までを描き、そこで終わっている。
顔に負傷を負ったであろう描写までしか入っていないため、見えなくなった直後からいまに至るまでの経緯は次巻かまた別の機会となる模様。
一ヶ月の延期があっても尚発刊ペースは早い方なので心配はないが、それでも続きは待ち遠しい。