魔法少女まどか☆マギカ 第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」


キュゥべえと契約し、魔法少女となる。
それは同時に、肉体から魂が離れただの器となる人としての終わりを意味していた。
それでもこの事実と向き合い、折り合いをつけ、魔法少女として戦い続けなければならないさやか。
そんな彼女に、死人に鞭打つかのような更なる追い討ちがかけられて・・・。
超級鬱アニメーション魔法少女さやかマギカ』も3話目に突入という第7話。


もうだめだ、おしまいだ。死ぬしk・・・じゃない、死なせて楽にしてあげるしかない(´;ω;`)ブワッ
思わずそんな風に思ってしまうほどさやかが精神的に徹底していたぶられたと言わざるを得ないこの7話。
マゾな人が見たら気持ち良くなっちゃうくらいに鬱展開全開だったわけで、耐性のない人にはちょっと辛いかも知れない。
ここを見てる時点で手遅れだとは思いますが、悪いことは言いません。
免疫のない人は視聴しない方が身のためです。
ほんともう虚淵マジ虚淵
鬼とか悪魔とかじゃなく、「この虚淵が!」と罵りたくなるような虚淵


神さえ砕く力で、微笑むさやかに会いたい
けど、この人が脚本じゃあそんなのもう無理だぁぁぁ!

こういった過程を経た果てに救いがあるならまだ普通の鬱アニメで済みますが、この人の場合、追い込むだけ追い込んだら本当にそのまま崖下に突き落とすから困ります。
ほむらじゃないですが、さやかのことはもう諦めないとだめかも・・・(´・ω・`)


  • ほぅらどうだい?痛いだろう

おいやめろ、このド畜生が。
一瞬痛みを実感させた後に説明に入るのならまだ許せますが、痛みを与え続けたまま長口上に入る辺りがいかにもコイツらしくて憎い。
あんな状態じゃ痛いのでめいいっぱいでおまえの話なんか聞く余裕ないですよ?バカですか?バカですね。


しかしさやかもこれだけされて手のひとつもあげないから見上げたものです。
僕ならこの時点で迷うことなくサッカーボールキックで壁に叩きつけてます。
サイズといい宙を漂わずに地面をうろうろしている点といい、蹴っ飛ばすにはもってこい過ぎます。
動物愛護の精神?コイツだけは例外でしょう。そもそも動物なの?

  • 信じてくれた人は一人もいなかった

みんな知ってたのになんで教えてくれなかったのか、というまどかの問いに対するほむらの答え。
え、本当にそれだけ?
まどかが魔法少女になるのを殊更に阻止しようとする者の口から出てくる言葉としては不自然というか間抜けというか・・・。

  • まどか

主人公降板おめでとうございます。
泣いて懇願しているだけの役割というのがはたして楽と言えるのかどうか分かりませんが、少なくとも主人公しまくりのさやかに比べると・・・。
一度傷ついた評判はなかなか回復するのが難しいだけに、まどかがこの先主人公として本当に輝けるのか最近やけに心配になってきています。

  • さやか

本当にもう誰が主人公だかわからないです。
中盤がかっこよすぎて惚れました。
終盤に追い込まれすぎてて泣けました。
そしてやけくそな戦いぶりからは嫌な予感しかしません。

  • 杏子

空海?」
じゃなくて、不幸エピソード入りました。
ちょっと安直な掘り下げ方かなぁ。
しかもデレたというか日和ったというか、急激に態度が軟化。
彼女にはもっと期待していたのに、思ったよりも平凡なキャラだったのがとても残念です。
まあ、それとこれは別問題でいまでも彼女は好きな類に入りますけど。

  • BGM

今週は教会のシーン後半(さやかが杏子の提案を拒絶した辺り)のものが特に印象的。
サントラが、最近は主流になりつつあるBD&DVDの特典として同梱なのが悔やまれます。

  • 戦闘シーンの演出

手抜き。
と言うわけにはいかない独特な表現だったと思います。
ただ、あれがさやかの心の闇を反映しての魅せ方だったのか、あの場がそういう空間だったのかが伝わりにくい。
普通に考えれば前者と考えて間違いないとは思えますが、その点を強く表現したかったのならまどかや杏子はカラーのままにすることでより際立ったんじゃないかなぁ、などと素人考えがよぎったんですよね。
全部真っ黒でもこうやって視聴者が制作側にとって都合の良いように解釈してくれるから黒い方が楽は楽なんでしょうけれど・・・。

というわけで、どんどん救いがなくなって極端なアニメになっていくさやマギまどマギの7話でした。
来週は残り話数を鑑みるとそろそろ次の犠牲者が懸念されてくる頃なので、見るにあたってまたある程度覚悟が居るかもしれません。