STAR DRIVER　輝きのタクト　第21話「リビドーなお年頃」

いよいよ実用段階に入ったという綺羅星十字団の新兵器オーバーフェーズ・システム。
それはシンクロ率を高めることによって、ドライバーをサイバディと一体化させる脅威のテクノロジーであった。
相手を傷つけることなく戦いを終わらせようとするタクトにとって、これは天敵とも言える技術で･･･。
ワコさんカナコさんがかっこよすぎて主役が霞んでますけど･･･という第21話。

突然の乱入によって、結果的にタクトを助ける形となったニードルスターとの日を改めての再戦から始まった今週。
相変わらず相手の身を気遣って戦うタクトに不快感を表すケイト。
折りしもそこへ上述のシステムの導入となり、彼女にとっては願ってもない展開となりました。
その結果がコレ。
ハァハァ吐息を荒げて興奮しまくりのケイト。
中の人であったゆかなさんにはご苦労様ですと言いたい今週のスタドラでした。

サカナちゃん

サカナちゃんさんキターーー。
けれどただの回想にすぎませんでした。
しかし降っていたのは雪ではなくて火山灰。
ちょっとタイムリーすぎて笑えないのが悲しいところ。
まあ、考えても見れば南の島であるあの地で雪が降るはずもなかったので、おかしなところはなにもないのですが。

ケイト

多分ワコとスガタから距離を置いて以降、何年もの間誰とも馴れ合わず独りで居続けていたであろう彼女。
それだけにここ何話かのケイトからは、親しく接してきてくれるタクトに段々と情が移ってきたような雰囲気が見受けられます。
まだまだ恋しているというには程遠い感じですが、彼を騙すような形で敵対的組織の者であり続けることに少なからず後ろめたい何かを感じてきてはいるようです。
彼女の行動ひとつで戦局は大きく変わる可能性を秘めているだけに、その動向はとても興味深いです。

オーバーフェーズ・ヘーゲント

正体モロバレですがな･･･。
いや、まあこうでもならない限り正体がバレないというこれまでが特殊だったと言えば特殊なんですが。
ともあれ、おかげでようやくストーカーのごとくしつこかった二人がご退場する流れとなってくれました。
さようならヅカのお二人さん、それなりに楽しかったです。

タウバーンさんの勝利

先週に続き、2週連続でごっつぁんゴールというか、他力本願な勝ち方でした。
たまになら良いですが、主人公の勝利が続けざまにこんな形というのはどうにもスッキリしないです。
もうあと何話も残ってないのですし、新技とかラッキーとかではない本当の強さを魅せての勝利というものを演出してくれても良いんじゃないでしょうか。
ずっとお預けを食らっているようで、なんだか物足りません。

ワコ

ワコ△
さすがメインヒロイン様。
先週のことなんて軽く帳消しにして、更にキスの相手役に立候補。
彼女の中でようやく何かの踏ん切りがついたのかも知れません。
今後の展開に期待。

タカシ

キミにはガッカリだよ、タカシくん。
てっきり二重スパイか何かだと思っていたのに、本当に単なる裏切りで、しかも「命知らずな連中についていけなくて、ビビっておとな銀行に戻りたくなった」だなんていうくだらん理由で戻ってくるなんて･･･。
見た目通りのヘタレでいいのか？
もう何も隠し玉はないのか？
3話であれだけ思わせぶりな態度を取って期待させておいてこのまま終わったら本当にキミは「つまんない君」だぞ。

カナコさん

カナコ△
ていうか度々思うことですけど、本当に高校生？（しかも一年なので15〜16歳）
性格的に寛容・寛大とかではなく、もっと年月の重みを感じるのですが･･･。
実はサバ読んでコスプレ（学生服）して無理してるとかじゃあ･･･ないよね？

というわけで、主人公そっちのけで女性陣が輝いていた21話でした。
来週はついに開演を迎えた夜間飛行の『神話前夜』のお話となる模様。
と同時に、予告映像にザメクと思しきカットも混じっていたので、いよいよその辺りに絡んでいく展開へと入るのかも知れません。
残すはあと4話。