マテリアル・パズル ゼロクロイツ 6

亡き父と兄の遺志を継ぎ、捨て身の戦いに臨み重症を負ったメルパトラ。
それを知ったベルジは、堅く決意する。
虹はすべて、自分が破壊してみせると───。


さて、島の英雄であった父のようになることだけを目標に生きてきたベルジに、突如与えられた父の死の真相。
これを受け、一度挫折してしまうベルジだったが、メルパトラの決死の覚悟を知り、彼女を守るために戦うことを心に誓った。
そうしてベルジが新たな強いモチベーションを得てから8ヶ月。
他の候補生も次第にクロイツとの融合を果たす中、ベルジは群を抜いて突出した才能を見せていた。
だが、そんな彼であっても初めてとなる虹との戦いは、想像を超えた苦難に満ちていたのだった・・・というのが今回のお話。


この苦難というのは、他でもない虹を破壊しその活動を停止させる決定力不足を指す。
機動力においてはクロイツNo.1のフェーダードライであったが、攻撃力においては月並み。
やはり圧倒的な火力を誇るフラメアインス抜きには虹の打倒はままならないのが現状。

今後の成長余地は残されているので、まだ先の話ではあるが、フェーダーの潜在能力をベルジが引き出せれば・・・といった展開は考えられる。

さりとて、既にフェーダーとの結びつきが強固になってしまったベルジにはフラメアインスと融合することは不可能であり、また、他の候補生もフラメアインスとの融合は未だ果たせていない。
しかし、相手はそんなこちらの都合を斟酌などしてくれるはずもなく、二体同時に現れた虹(しかもパワーアップ済み)を相手に、一同は窮地を向かえたのだが、ここであの人が意外な活躍を魅せる!
かも知れない・・・。
この続きは7巻のお楽しみとなっている。


尚、当初計画ではぼんやりと全7巻くらいかな?という構想があったようだが、バンブレの時もそうであったように嬉しい誤算によってもう少し続くらしい。
とはいえ、10巻を超えて尚続くとも考えられないので、そろそろ結末が近いことは確かなようだ。