STEINS;GATE #03「並列過程のパラノイア」


バナナをゲル化させる奇妙な電子レンジを開発した未来ガジェット研究所。
この日もレンジを使い、実験をしていた。
そこへ不意に現れた天才科学少女、牧瀬紅莉栖。
彼女はこの奇妙なレンジに興味を示し、自分にもいじらせて欲しいと申し出てきたのだった・・・。
ついにラボメンが増えたよー、という第3話。


3話目ということで、基本構造がはっきりしてきたように思えます。
中盤までをコメディで賑やかし、終盤数分にシリアスかつ衝撃的な展開を配置し、次回へと引く。
しばらくはこの構成が基本形になりそうです。
こうして型にはめることで、各回ごとにメリハリがつくのは良いですね。
ただ、その反面あまり形式に捉われると脚本に自由が利かなくなるので、無理してまで必ずこのパターンを守ろうとするのは避けて欲しいかな。

  • 楽しそうな岡部

変態を演じるのに定評のある宮野さん。
だけあって、楽しそうにしゃべる変態岡部と助手との漫才が実に軽妙なやり取りになっていて面白い。

  • 作画

どうにも安定しないのが気がかり。
ヒロインであるはずのクリスティーナが特にひどいような・・・。

ダルが高性能すぎる件について。
いやほんと、この男ただのデフヲタではない。
しかしアニメの場合、SERNの防衛網を突破するまでの描写がきわめて簡素になっているのが勿体ない。

というわけで、徐々に作品のテーマ・方向性のもつ輪郭がはっきりしてきた3話でした。
2クールなのでまだまだ先は長く、これからですね。