GUNSLINGER GIRL 13
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/04/27
- メディア: コミック
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彼らを壊滅させるべく秘密裏に組織された社会福祉公社。
いま、両者による最後の総力戦の火蓋が切って落とされる。
そして、熾烈極まりない戦いの果てに彼女たちが迎える運命は・・・。
銃を手に、公社の駒として第二の人生を歩んできた少女たち。
組織からすれば一介の兵器にすぎなくとも、向き合い、共に歩んできた者にとっては市井の───普通の少女と何ら変わるところなどない。
だから・・・諦めたくはない。死なせなどしない。
そのためならば、どんな報いも甘んじて受けよう。
さて、いよいよ本作もフィナーレを目前に捉え始めた模様。
大体の雰囲気は表紙がすべてを物語っているので、ここから感じられるものを想像して頂ければ良い。
中には長きに渡った連載の最後を飾るにふさわしい激動と充実の物語が詰まっている。
言い方を変えると、詰まりすぎていて心の落ち着きどろこがない。
胸は騒ぎ、不安は駆り立てられ、居ても立ってもいられない心持ちにさせられる。
それほどに13巻は意義深く読み応えがある。
そして何より、いまその場その時で起きている展開だけでも十分であるのに、そこへ過去12巻分の総決算も迎えているのだ。
長くこの作品に付き合い、各登場人物に愛着を抱いている読者が多いであろう本作だけに、ここから結末までの展開は悲喜こもごもの騒乱模様となることは必至だろう。
そして思うのだ、何故いま目の前に14巻がないのか、と。