STEINS;GATE #14「形而下のネクローシス」


萌郁らの襲撃により、まゆりを失った岡部はタイムリープによって惨劇の回避を試みた。
けれど二度三度と過去を繰り返してもやはりまゆりを死なせてしまう。
それでも挫けずにタイムリープを重ねる岡部・・・。
しかし、ここでいま一度振り返ってみる必要はないか?
三度目のまゆりの死はただの事故だった。
そうだ、SERNは関係ない。
「SERNの魔の手から逃れることさえできればまゆりを救える」
その前提自体が間違った考えだということがありはしないか?



では、仮にそうだとしたらまゆりを救うには一体どうすれば・・・。
おかりんが行き着いた袋小路は、もしかしたら抜け道のない完全などん詰まりなのかも知れない───という第14話。


まゆりの死を繰り返し繰り返し、それが避け得ぬ運命がごとく立ち塞がっているように感じさせるまでが今回の前半。
後半はとうとうおかりんがギブアップし、紅莉栖を頼ることで他者の視点・見解を交えることで打開策を見出そうとし始めるという展開。
ついに助手が、ただのツンデレに留まらない頼りになるパートナーとしての本領を発揮。
まゆりが最終目標でありがらも庇護の対象となったことで、しばらくは舞台上から一旦外れるため助手無双の始まり始まり・・・。
かと思いきや、ここにきてかねてより不可思議な言動を取ってきた鈴羽もその招待を明かし、第一線での活動に参加し始めました。
おかりんとまゆりには申し訳ないですが、今回はかなり面白くなってきています。

おかりん・・・(´;ω;`)
宮野さんの好演によるところも大きいですが、これには同情の涙を禁じ得ず、とても胸に迫るものがある。
それだけに、こんなに追い詰められるまで一人で何とかしようとしたおかりんには尊敬半分、呆れが半分の複雑な思い。

それにしてもこの助手、最高である。
おかりんは本当に仲間に恵まれているなぁ。

本編中にも走馬灯のようなカットが差し込まれていましたが、これまでおかりんのリーディング(ryが発動する度に、いまのダイバージェンスがいくつになったのかが描写されてきました。
第1話から早速使用されているカットなので、録画などを残してある人は遡って確認してみることをお奨めします。

実は、阿万音鈴羽その人だったのだよ!



うん、知ってた。
厳密に言えば「そうだろうなと思っていた」というのが正しいかも知れませんが・・・。
いずれにせよ、アニメはおそらく意図的に本人からのバレ発言がされるまでもなく推測がつくように作ったのだと思います。
原作に比べてかなり分かりやすいというか、あからさまな描写が多かったですしね。

というわけで、助手覚醒!といっても良い第14話でした。
次回は一転して鈴羽回になりそうです。
実際、予告からもそんな印象を受けます。