神様ドォルズ 第一話「神はきたりて」


やまむらはじめさんの同名漫画を原作とするアニメ化作品。
原作読者ではないため詳しいことはわかりませんが、いわゆる現代風ファンタジー作品である模様。
ただし、主人公はその手の作品にお決まりの高校生ではなく、大学生というところが一風違う点のようです。
兎にも角にもまずは第1話から。


さて、石川さんがOP・ED共にテーマソングを担っているというだけで興味を持った作品ではありますが、作品そのものも出だしの印象は悪くありません。
かといって、これは面白そうだ!と強く関心を惹かれることもなかったのもまた正直な感想。
ひとまずは早計な判断をせずに続きを待つのが良いだろうか。
ひとつ大きなポイントがあるとすれば、匡平のポジションがどうなるのかという点。
守られ主人公の作品は嫌いなので、自身は案山子を駆使することなく常に観測者として戦わずに詩緒に守られ続けるのならアウト。
1話の印象だけで言えば、コレに該当しそうなのが少し気がかり。

  • 詩緒

中の人こと福圓さん視点での期待株。
が、口数というか科白が少ないせいで初回はさほど満足感が得られず、しょんぼり(´・ω・`)
「あぁ」とか「うぅ」だのうめき声などからは既にして「味」が感じられましたが、まだ物足りない。
が、予告は別。
とりあえず初回は予告になってない予告で福圓分を充足。


また、それとは別に詩緒自体がマスコットガール的というか、挙動や表情の変化を見ているだけでも楽しめそう。

  • 阿幾

実際には主人公を岡本さんが演じていますが、こちらが岡本さんでも違和感ないというか、相当しっくりきそうな感じ。
いや、むしろしっくり来すぎて他作品の登場人物とイメージがもろ被りしてしまう懸念すら・・・。
その点を考慮して、あえてキャスティングしなかったのであれば監督GJと言わざるを得ません。
しかし同時に、怖いもの見たさではありませんが、それはそれで見て(聴いて)みたかったな、というのも隠せない本音。

  • ストーリーとか

まさに視聴者置いてけぼりなパターン。
世界観などの説明が一切なく進行していく構成は、個人的には結構好きです。
しかし同じ置いてけぼりでも悪いケースと良いケースの両方があるのも事実。
本作が後者となれるかどうかは今後次第。

  • OP・ED

テーマソングは残念ながら強く琴線にくるものはなく、石川さんの曲としては平凡な印象。
ただ、ED曲は繰り返し聴いてると好きになってくるスルメな味わいがあるのが良い。

というわけで、福圓さんが+ ストーリーフラット 主人公が−といった印象の神様ドォルズ第1話でした。
人というか、キャラとしては匡平は好きなのですが、ポジションに対する懸念がマイナス材料。
今後、それが払拭されると良いのですが・・・。