No.6 #01「びしょぬれねずみ」


春アニメ有数の話題作にもなったあの花の後枠を担うノイタミナ作品。
尚、原作はあさのあつこさんの小説。
てっきり前作同様オリジナル作品だと思っていました。


さて、初回から近未来SFっぽい世界観を披露してきたこの作品。
昨晩見た神様ドォルズ同様、こちらもやはり説明らしき説明はなく物語が進行。
ただ、こちらの場合は初回がほぼ主役二人の会話だけで終わってしまったため今後の方向性すら掴めず、本当にまったくの視聴者置いてけぼりという印象。
1話だけで辛うじて推測がついたのは、ふたつ前にこの枠で放送されていたフラクタルに近い世界観を持ち、ディストピアものに該当しそうだという点。


また、物語の中心軸は1話の時点から4年後にあるようなので、どの時点で時間軸が未来へ跳ぶのか。
紫苑の容姿に黒髪のタイプと白髪化して顔に妙な紋様が浮かんでいるタイプの二通りがあるのはどういったことなのか。
などといったことが興味を惹かれる要素。


一方で、深い関係にある男の子二人が主役であるように見受けられますが、これが良き友情を描く普遍的な要素になるのか。
それとも特定層だけを狙った偏った要素になるのか。
これが気がかりな点。
折角幼馴染の女の子も居ることですし、それぞれを巧く活かして前者としての物語を魅せてくれると良いな。
原作者は『バッテリー』という実績も残しているからこの辺はアニメスタッフがどう料理するか次第かな。