STEINS;GATE #20「怨嗟断絶のアポトーシス」


強行手段によって、かつて萌郁が送ったDメールの内容を突き止めた岡部。
だが、いくら打ち消しのメールを送っても世界線が変動しない。
メールだけで過去の萌郁の行動を変えるには、彼女が依存する上司───FBからの指示より他にないのではないか。
紅莉栖からそう助言を受けた岡部は、萌郁が残した手がかりを頼りにFBとの接触を計ったのだが・・・。


ようやく見つけた迂回路は、前と変わらぬ行き止まりだった───という第20話。


さて、今回はとうとうFBの正体が明らかに。
ブラウン管工房の主、Mr.ブラウンこと天王寺裕吾その人です。



なんという皮肉。
2010年へとやってきた鈴羽が世話になり、そしてまた、1975年へとタイムトラベルした鈴羽が面倒を見てあげた相手でもあるっていうのに(´・ω・`)
そして、彼もまたその命を・・・。
なんかもう、居た堪れないですね。
おかりんはただまゆりを助けようとしているだけなのに、そうやって彼が何かをする度にみな次々不幸になっていく。
タイムリープさえしてしまえばなかったことにはできますが、おかりんの記憶には確かな澱として残りますし・・・。

  • きれいな綯

原作ゲームでは、それはもう色々とある彼女。
尺の都合や放送倫理の関係からか、アニメはそこを描かないことにしたようです。
そして、その結果として還らぬ父を待つ悲劇の少女が出来上がりました。


これはこれで、ひとつの形として良いですね。
自害しようとするブラウン店長と家で待つ綯が交互に映る場面はちょっとこみ上げてくるものがありました。

というわけで、衝撃的な展開が立て続いた20話でした。
次回は再び絶望感に苛まれるおかりんと、そんな彼を見た紅莉栖が・・・というお話。