STEINS;GATE #23「境界面上のシュタインズゲート」


断腸の思いでβ世界線に到達した岡部の前に再び現れた鈴羽。
彼女は、第三次世界大戦の勃発によって57億もの人類が死に行く未来を変えるために来たのだと言う。
そして、そのためには岡部の協力が不可欠だとも・・・。
だが、多くの犠牲を払い続けることで変えてしまった過去をようやく元に戻した彼は、これ以上過去を改変することを拒否する。
しかしここで、鈴羽から思いがけない一言が発せられる。
7月28日に死んでしまった牧瀬紅莉栖を助けることこそが、未来を変えるための鍵なのだ、と・・・。


これはアレだな、原作ファン歓喜だな───という第23話。


いよいよ最終回を次回に控え、クライマックス入りとなりました。
第1話の時点で早々に散りばめられた伏線もここでようやく回収されることに。
内容的にもスタッフの熱意や原作への理解が感じられ、充実したものになっていたと思います。
ただ、原作ファンなら大喜びであってもそうでない人にはストーリー展開や演出の肝が伝わりきらなかったように思えるのも正直なところ。
特に前半は伏線を回収することに手一杯といった観があり、駆け足気味だったのが惜しいです。
この辺りはアニメの宿命というやつでしょうか。

  • OP

歌詞が二番に、そして映像も若干手が加えられた特別仕様へ。
とりわけ歌詞は本編の内容とリンクするだけに、この変更は心憎い演出でした。

  • 紅莉栖殺害の犯人は自分

これはあんまりすぎる(´・ω・`)
そして、そうであるが故に1話で聞こえたあの絶叫につながるのでした。

  • メタルうーぱ

次回で詳細な説明があると思いますが、なかった時のために一応解説めいたことを。
ステルスにしておきますので、任意でどうぞ。
まゆりがうーぱを落として失くす
紅莉栖が拾う
持ち主が見つからないので、手持ちの封筒の中に入れておく
うーぱ入りの封筒を中鉢が持ち逃げ
空港で金属探知機にひっかかり、貨物室行きの鞄から封筒だけ取り出して機内に持ち込む
不時着の際に貨物室が炎上するが、機内に持ち込んでいたので封筒(論文)は無事
というお話。

  • 帰ってきた厨二の星

「俺は狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真!フゥーハッハッハ!」
凶真さんキタ、これで勝つる!
厨二に始まり、厨二に終わる。
それでこそシュタゲ。

  • 特殊ED

前回に引き続き、今回もやってくれました。
しかも原作の元祖主題歌仕様という原作ファンなら誰もが望んだであろう特別版。
この感慨を知るためにもゲームを未プレイの人はいまからでも是非。

というわけで、アニメ化としては稀に見る再現性・完成度を十二分に披露してくれた23話でした。
オマケの1話があるので全25話ではありますが、本編はいよいよ次回が最終話です。