TIGER&BUNNY #25「Eternal Emmortality.(永久不滅)」


不覚にもマーベリックの手のひらの上で踊らされてきたヒーロー達。
そして、そんな彼らに終止符を打たんと差し向けられた刺客H01。
ヒーローの・・・ひいてはNEXTの存在までをもが否定されようとしていた。
だが、ヒーロー界の最強コンビがこれを阻まんと立ち向かい、激闘の末に勝利を掴み取った。
しかし、その際に虎徹が名誉の殉死を遂げてしまい・・・。


などという美学を突き進むようなラストにはならずにベタな王道を最後まで貫き通した第25話(最終回)。


2クールに渡った物語も終わりを迎えました。
といっても一応の一区切りといった観があり、どう見ても二期なり劇場版なりの形で続編がありそうです。
いや、むしろこれで何もない方が不思議なくらい。
途中(主に虎鉄が生存していた辺り)から薄々二期フラグ立ち始めている流れではありましたが、放送の最後にああいった告知まで入ったとなれば、フラグ云々以前の話でしょう。
ひとまずは11月の詳報と、来年になるであろう本編の再開が楽しみですね。


以下、いつもの個別事項のピックアップ。

ばば・・・いや、お姉△
まさかこの人が最後に一番美味しいところを持っていくとは想像だにしなかったです。
色々とベタベタなところの多い作品ですが、時折こういったアクセントがあるのが素敵。

  • ホァンちゃん

かわいいぃぃぃぃ!
これを思うと、なんだかんだ言ってもヒーローも人気商売であるからには、やはりヒーロー時のコスチュームはもう少し改善の余地が・・・。

  • カリーナちゃん

テラ本気・・・。
若気の至りで、時が経てばそのうち心変わりもするかと思いきや一年経っても冷めるどころか更に熱を上げた模様。
もう、行くとこまで行くしかない。

というわけで、評判に誘われて1話を見た時の手ごたえはそうでもなかったこともあり、最終的にここまではまることになるとは思いもしなかったほどの充実ぶりを魅せてくれたタイバニ最終第25話でした。
日本のアニメのそろそろ浅くない歴史を築いてきただけに、色々なことがやり尽くされたせいか近頃は奇を衒いすぎたり、変に狙いすぎる傾向が顕著な中、古臭くもオーソドックスな本作はかえって新鮮に見えたりもしました。
巷のブームが巡り巡って数十年おきに再来するように、あるいはアニメも一周回って原点回帰するのに都合の良い頃合いを迎えているのかも知れませんね。