UN-GO(アンゴ) 第1話「舞踏会の殺人」


てっきりオリジナルかと思っていたのですが、坂口安吾さんの『明治開花 安吾捕物帖』を原案に持つ作品。
ただし、あくまでも原案であってアニメ化とはまた違った様相を呈している模様。
原型を留めていない部分も多く、ほとんどオリアニに近いかも知れない。


本格探偵ストーリーを謳うちょっと異色の推理モノアニメの第1話。
多くの推理・探偵ものが現代か過去を舞台とするのに対し、本作は近未来を舞台にしており、SF要素も含んでいるみたい。


さて、予備知識なしでいきなりの視聴だったわけですが、それなりに面白かったです。
動きがなく、ともすると退屈になりがちな推理モノでありながらも時間を感じさせないテンポの良さが感じられました。
どう逆立ちしてもいまの時代にウケそうな香りはしませんが、そういった渋さもまた味になれば良いのかな、と。
あとは全体の構成として、毎回1話完結方式のまま最後まで行くのかどうかが気になるところ。
終盤はともかく、序盤から中盤くらいまではこの形式を保ってもらえると良いなぁ。

  • OP

面白いですね。こういうのは好きです。
そして、一目見て「ああ、これはボンズだな」と察せられる雰囲気があります。

  • 因果

ただのヒトではないようですが、何者なのか。
とりあえず超能力保持者らしきことと、容姿が少年と女性の二形態に分かれる
ことが判明。


しかしまあ、今回は犯人の特定ではなく特定した後に動機を探ることに活用されていましたが、推理モノに超能力者が居るってのはどうなんだろう。

  • ED

こちらはOPと違い、全キャラ総出演といった塩梅。
そして、これを見る限りでは1話はまだ全然主要人物が出揃っていないようですね。

というわけで、題字がふられていないと排泄物を類推してしまうタイトルのアンゴ第1話でした。
ノイタミナのお約束として、次回予告がないのが物足りないところ。
いま見た限りでは、本作に至っては公式HPにもそれらしきものがないようなのですが、はて?