ギルティクラウン phase01「発生:genesis」


電波ヒロインとの出逢いを契機に巻き込まれ型主人公の運命が大きく変わる。
そんなコンセプトで始まる変革・救世のヒーロー物語・・・なのかな?
まあ何であれ、オリジナルアニメーションなのでまずは見てみないことには始まらない。


さて、今期のオリアニの中でもっとも気合が入っていそうな作品。
ゆえに自然と期待の方もそれなりに高まっていましたが、なるほど確かに作画がすごい。
すごいけど、1話で好印象な点はむしろ「それだけ」のような気が・・・。

  • 主人公が好きになれるタイプではない
  • ヒロインの魅力が見えてこない
  • どこかで見たような設定・展開ばかり
  • BGMがうるさいだけで盛り上げに貢献していない
  • 唐突に覚醒する主人公が意味不明

などなど、ネガティブな印象の方が先行してしまいます。
ただ、主人公自身がこんな自分はダメだと自覚している側面があるので、彼が変わっていく過程も作品の主題のひとつであると考えればスタート時点での彼はこれで良いのかも。
ヒロインに関しても1話はあまりにも描写不足だったので、これから。


また一方で、1話自体は話がとっ散らかっていて決して良いものではなくても今後やろうとしていること・魅せようとしているものはイメージしやすく、興味も持てたのでこの先もっと面白くなってくる可能性はありそう。
まあ、シリーズ構成にかの吉野氏が絡んでいるという事実がそういった期待にも影を落としてしまうのですが・・・。


というわけで、どうにも掴みどころがない・・・いや、あるにはあるのだけどどこを掴めばいいのかわからないといった印象のギルクラ第1話でした。
この類の多大な設定を持つ作品の1話目が視聴者置いてけぼりになるのは珍しいことではなく、むしろありがちなこと。
ただ、そこで設定などが分からなくても2話目も見てみたくなる惹きつけ方のできた作品とできなかった作品に分かれるわけですが、残念ながら僕にとっては後者でした。
しかし、そうは言っても1話だけで判断するにはあまりにも色々と足りていなかったので、ひとまずはまだ視聴を続けてみようと思います。