LAST EXILE(ラストエグザイル) 銀翼のファム #02「Fool's mate」


あろうことか和平会議の場で戦闘行動に出たアデス連邦の大艦隊。
騙まし討ちされた格好となったトゥラン王国の艦隊は窮地に陥る。
この光景を目にした空族のファムは、トゥランの旗艦を奪取し船ごと王女を救出する作戦を発案。
仲間と力を合わせこれを成功させた彼女は、リリアーナ王女からの信頼を得、次いで本国へと火急の報せを届ける任を請け負うのだった。


いったい、何がどうなってるんです?───という第2話。


さて、ほかのオリアニがいまひとつ振るわない中、さすがといった印象の1話を披露したラスエグ。
2話目にして早くも物語は急加速を見せてきました。
いわゆる急展開ってやつ。
これは多分、一期を見ていたかどうかに関わらずある程度理解の及ばない部分があったのではないかと。
ひとまず、「エグザイルの落下によってトゥランは焦土と化した」。
そして、それこそがルスキニア・・・ひいては「アデス連邦の目的だった」ということだけ把握しておけば良いのかな。

  • 作画

物や背景は依然としてハイクオリティだったと思います。
思いますが、いかんせん肝心の人物が・・・。
特にAパートでは、主役であるはずのファム&ジゼルに劣化が顕著に見られたため尚更強く印象に残ってしまいました。
とはいえ、Bパートがああであったことを思えば、これも無理からぬことなのかなぁとも思えますが。

  • 緊迫感

ファムもディーオもここでは墜落しない、被弾もしないとわかっていてもドキドキが抑えられませんでした。
これは演出など視覚的な表現やスピード感の成果でもあると思いますが、それ以上に実はBGMが大きく貢献していたのではないでしょうか。
やはり良い作品作りには良い音楽が必須。

というわけで、主人公が天真爛漫で陽気な人物であるのとは対照的に物語は一気に重苦しい方向へと突き進んだ2話でした。
相変わらずどこにも予告らしきものがないので、3話がどうなるのか何もわからず、続きが余計に気になります。