ベン・トー #03「大盛りチーズカツカレー 1080kcal」


他の狼からも一目置かれるウィザードなる人物と戦場を共にした佐藤。
そんな彼と白粉の元に、剣道部の主将である山原から誘いがかかる。
彼は半額弁当奪取を確実なものとすべく共闘する集団、ダンドーと猟犬群のまとめ役だという。
そして事実、物は試しで彼らと行動を共にしてみると佐藤は毎晩のように弁当にありつくことができた。
しかし、何故かその弁当からは望むような満足感が得られず、浮かない表情の佐藤。
そう・・・既にあの場に生きる者の矜持を知った彼の中では、何かが目覚めようとしているのだった。


1話からここまででようやく作品のテーマが伝わるスロースターターぶり───という第3話。


さて、今回で原作1巻を消化し切りました。
やっと来るとこまで来ましたねー。
この先は登場人物も増えていき加速度的に面白くなっていくので、ここまで見た人は是非このまま最後までお付き合い下さい。

  • メガネの人

何気に皆勤賞の彼。
名前は内本であることが明らかとなりましたが、何故佐藤と白梅に興味津々なのかは依然として謎のまま。
とはいえ、察しの良いみんなのことだからもう大体察しはついていることと思いますが。

  • 白粉

ああ、とうとう本性を現しはじめたか・・・。
これから先、彼女がヒロインだと勘違いされることはもう二度とないのだろう。
そう思うと、ついつい遠い目をしてしまうなぁ。

  • 白梅さん

増長する暴君。
もう誰も彼女を止められない(´;ω;`)

  • 佐藤の結論

RPGなら自動レベル上げやチートを使ってクリアしても面白くない。
格ゲーならハメ技を使ったり下手な人だけ相手にして勝っても面白くない。
言うなればそんなところが彼の導き出した結論でした。
はじめは経済的な理由で足を運んだあの場でしたが、いつしか目的は別のものになっていたということでもあります。


しかしまあ、何かにつけて狼ってやつは無駄なかっこよさを発揮しています。
これがスポーツとかなら純粋にかっこいいんですが、テーマはあくまでも半額の弁当。

  • 新キャラ

初回からOPにも姿があるので言うまでもないですが、レギュラーとなる登場人物。
次回以降、原作2巻に相当するエピソードで鍵を握る人物でもあります。


それにしても著我のイントネーションはSEGAと同一なのか。
作品的になるほどと思える側面はあるもののやはり苗字としてはどうにも違和感が・・・。
志賀さんとか羽賀くん───他のたとえだと「佐賀(県)」と同じだとばかり思っていたのですけどねー。

というわけで、物語に一区切りついた格好となった3話でした。
次回は、最近では負け組の代名詞になってしまっている幼馴染キャラが登場。
しかし心配無用。
この作品はラブコメじゃないからそういうセオリーは関係ないのです。